ここからは 複数条件をまとめる方法(AND && / OR ||) を、初心者向けに例題つきで解説します。
複数条件をまとめるとは?
if 文では「1つの条件」だけでなく、2つ以上の条件を組み合わせて判定できます。
そのときに使うのが AND (&&) と OR (||) です。
✅ AND(かつ) &&
- 意味: すべての条件が true のときだけ実行される。
- イメージ: 「両方満たすならOK」
例題:合格判定(点数と出席率)
let score = 80;
let attendance = 90; // 出席率(%)
if (score >= 70 && attendance >= 80) {
console.log("合格です");
} else {
console.log("不合格です");
}
JavaScript- 点数が70点以上 かつ 出席率80%以上 → 合格
- どちらか一方でも条件を満たさなければ不合格
✅ OR(または) ||
- 意味: どちらか1つでも true なら実行される。
- イメージ: 「どっちか満たせばOK」
例題:送料無料の条件
let total = 2500;
let isMember = true;
if (total >= 3000 || isMember) {
console.log("送料無料");
} else {
console.log("送料500円");
}
JavaScript- 購入金額が3000円以上 または 会員なら送料無料
- どちらも満たさない場合は送料500円
✅ AND と OR を組み合わせる
- 複雑な条件も書けるけど、カッコ () を使って整理するとわかりやすい。
例題:遊園地の入場条件
- 小学生以上かつ身長120cm以上、または 保護者同伴ならOK
let age = 10;
let height = 110;
let withParent = true;
if ((age >= 6 && height >= 120) || withParent) {
console.log("入場できます");
} else {
console.log("入場できません");
}
JavaScriptポイントまとめ
&&は「両方とも true」じゃないとダメ||は「どちらかが true」ならOK- 複雑な条件は カッコ () を使って整理する
- 条件が増えると読みづらくなるので、場合によっては分けて書いた方がわかりやすい
👉 ここで練習問題を出してみます。
問題:
映画館の割引条件を判定するプログラムを書いてください。
- 学生 または 60歳以上なら「割引あり」
- それ以外は「通常料金」
