主な内容の要点
基本の使い方
concat()メソッドを使うと、複数の配列や値を1つの新しい配列にまとめることができます。- 元の配列は変更されず、新しい配列が返されます。
let fruits = ['Apple', 'Melon', 'Orange'];
let moreFruits = fruits.concat(['Peach', 'Grapes']);
console.log(moreFruits);
// → ['Apple', 'Melon', 'Orange', 'Peach', 'Grapes']
JavaScript値も追加できる
- 配列だけでなく、単体の値も追加できます。
let allFruits = fruits.concat('Peach', ['Grapes', 'Strawberry']);
console.log(allFruits);
// → ['Apple', 'Melon', 'Orange', 'Peach', 'Grapes', 'Strawberry']
JavaScript配列のコピーにも使える
- 引数なしで
concat()を使うと、元の配列のコピーが作れます。
let copy = fruits.concat();
JavaScript注意点:深いコピーではない
- 配列の中にさらに配列がある場合(多次元配列)、中の配列はコピーされず、元の配列と同じものを参照します。
let scores = [[78, 92], [68, 76]];
let copyScores = scores.concat();
copyScores[0][1] = 84;
console.log(scores[0]); // → [78, 84] ←元の配列も変わってしまう!
JavaScript初心者向けアドバイス
- “もとの配列を変えずに”結果だけを使いたい時は
concatが便利。 - データを結合したい(例えば果物リストに新しい果物を追加したい)場合にも
concatが簡単です。 - 配列をそのままコピーして別に使いたい時も
concat()(引数なし)で手軽にできます。 - ただし、配列の中に配列やオブジェクトが入っているような 複雑な構造の場合は「完全な独立コピー」にはならないので気をつけましょう。
初心者の方は、まず「配列をつなげる」「コピーする」目的で concat() を使ってみるといいですよ。多次元配列の扱いには少し注意が必要ですが、基本はとてもシンプルです。
もっと配列の操作を学びたい場合は、slice() や push() などもチェックしてみてください!
