郵便番号データベース方式とAPI方式の違いをまとめると、以下のようになります。
大量処理やオフライン利用なら「データベース方式」、最新性や手軽さを重視するなら「API方式」が有利です。
郵便番号データベース方式 vs API方式 比較表
| 項目 | データベース方式(KEN_ALL.CSV等) | API方式(zipcloud等) |
|---|---|---|
| データ元 | 日本郵便公式CSV(KEN_ALL.CSV) | 日本郵便公式データを利用したAPI |
| 更新頻度 | 毎月更新(CSVを手動で差し替え) | 常に最新(API側で更新管理) |
| 導入難易度 | CSVをダウンロード→Excel/Accessに取り込み | VBAでHTTPリクエスト+JSON解析 |
| 利用環境 | オフラインでも利用可能 | インターネット接続必須 |
| 処理速度 | ローカル参照なので高速、大量データ向き | API呼び出しごとに通信が発生、数千件以上は非効率 |
| 精度・表記ゆれ対応 | CSVに依存、正規表現や補助処理が必要 | API側で正規化済みデータを返すため表記ゆれに強い |
| メンテナンス | 毎月CSVを更新する必要あり | API提供元が自動で更新 |
| 制限 | 特になし(ローカル処理) | アクセス回数制限あり(無料版は数千件/日程度) |
| コスト | 無料(CSVは日本郵便公式配布) | 無料APIあり、有償プランも存在 |
| 適した用途 | 大量データの一括処理、オフライン環境 | 少量データのリアルタイム検索、最新性重視 |
まとめ
- データベース方式:大量処理・オフライン利用・安定性重視に最適
- API方式:最新性・簡便性・少量データ処理に最適
👉 実務では「マスタ整備やバッチ処理はデータベース方式」「入力補助や検索はAPI方式」と使い分けるのがベストです。

