VBAで配列を扱う際によく使う関数・ステートメントを一覧表にまとめました。
配列の範囲取得、結合・分割、フィルタリングなどに役立ちます。
VBA 配列関連関数・ステートメント一覧
| 関数 / ステートメント | 内容・用途 | 使用例 | 結果例 |
|---|---|---|---|
| Array | 配列を直接生成 | Array("A","B","C") | {“A”,”B”,”C”} |
| LBound | 配列の下限インデックスを返す | LBound(arr) | 0 または 1 |
| UBound | 配列の上限インデックスを返す | UBound(arr) | 要素数-1 |
| Erase | 配列を初期化（固定長は要素をクリア、可変長は解放） | Erase arr | 配列リセット |
| ReDim | 可変長配列を再定義 | ReDim arr(1 To 10) | 要素数10に再定義 |
| ReDim Preserve | 配列を再定義しつつ既存データを保持 | ReDim Preserve arr(1 To 20) | 要素数拡張 |
| Split | 文字列を区切り文字で分割して配列化 | Split("A,B,C", ",") | {“A”,”B”,”C”} |
| Join | 配列要素を文字列に連結 | Join(arr, "-") | “A-B-C” |
| Filter | 配列から条件に一致する要素を抽出 | Filter(arr, "A") | {“Apple”,”Apricot”} |
| IsArray | 変数が配列かどうか判定 | IsArray(arr) | True / False |
✅ ポイント
- 範囲取得 →
LBound/UBound - 再定義 →
ReDim（データ保持ならPreserve） - 文字列⇔配列変換 →
Split/Join - 条件抽出 →
Filter - 判定 →
IsArray
💡 実務では「CSV文字列をSplitで配列化 → Forループ処理 → Joinで再結合」や「ReDim Preserveでデータを追加」といった使い方が多いです。