主な内容の要点
Pythonでは「文字列」と「数値」はまったく別のデータ型なので、そのままでは一緒に計算できません。必要に応じて 型変換(キャスト) を行うことで、文字列を数値にしたり、数値を文字列にしたりできます。
1. 文字列と数値は別物
"123"は文字列、123は数値(整数)- 文字列と数値はそのままでは足し算できない
- 例:
"123" + 456→ エラーになる
- 例:
2. 文字列を数値に変換
- 整数に変換:
int("123")→123 - 小数に変換:
float("123.4")→123.4 - 数字以外の文字列を変換しようとするとエラーになる
- 例:
int("Hello")→ValueError
- 例:
3. 数値を文字列に変換
str(123)→"123"str(123.456)→"123.456"- 数値を文字列に変換すると、文章と組み合わせて出力できる
4. 実用例
height = 172
print("わたしの身長は " + str(height) + " cm です")
Python出力:
わたしの身長は 172 cm です
まとめ
- 文字列と数値は別の型 → 直接は計算できない
- int() / float() で文字列を数値に変換
- str() で数値を文字列に変換
- 型変換を覚えると、計算やメッセージ出力がスムーズにできる
初心者向けに一言でいうと、「数字っぽい文字列はそのまま数字じゃない。必要に応じて int() や str() を使って変換しよう!」 ということです。
