主な内容の要点
Pythonの「比較演算子」は、2つの値を比べて「正しいかどうか」を判定し、結果を True(真) または False(偽) で返します。条件分岐(if文など)でよく使う、とても基本的な仕組みです。
比較演算子の種類と意味
| 演算子 | 意味 | 例 | 結果 |
|---|---|---|---|
< | 左が右より小さい | 10 < 100 | True |
<= | 左が右以下(小さいか等しい) | 100 <= 100 | True |
> | 左が右より大きい | 100 > 10 | True |
>= | 左が右以上(大きいか等しい) | 10 >= 100 | False |
== | 左と右が等しい | 99 == 99 | True |
!= | 左と右が等しくない | 99 != 100 | True |
ポイント解説
- 結果は必ず True か False
例:100 > 10→ True、10 > 100→ False
この「True/False」は ブール型(bool型) と呼ばれる特別な値です。 - if文でよく使う
x = 5
if x < 10:
print("10より小さい")
Python→ x < 10 が True なので「10より小さい」と表示されます。
- 数学の不等号と同じ感覚で使える
学校で習った「<」「>」と同じ意味。ただし「等しい」は==、「等しくない」は!=を使う点に注意。
初心者へのアドバイス
- 「==」と「=」は違う!
=は「代入」(値を入れる)==は「比較」(等しいか調べる)
→ よく混同するので注意。
- True/Falseを意識する
比較演算子の結果は「条件が正しいかどうか」を返すだけ。プログラムの流れを決める基礎になる。
👉 まとめると、比較演算子は「値を比べてTrue/Falseを返す道具」。if文やループで必ず使うので、まずは == と !=、< と > をしっかり覚えるのがおすすめです。
