主な内容の要点
JavaScriptではエラー(例外)がいくつかの種類に分かれていて、try...catchを使うと発生した例外をキャッチして処理できます。さらに、例外の種類ごとに処理を分けることができます。
主なポイント
- 例外の種類
JavaScriptには代表的に次のようなエラーがあります:- Error(一般的なエラー)
- RangeError(数値が許容範囲外)
- TypeError(型が不正)
- ReferenceError(存在しない変数を参照)
- SyntaxError(文法ミス)
- URIError(URI関連のエラー)
- EvalError、InternalError(特殊なケース)
- 例外の発生例
let num = 10;
console.log(num.toString(100));
// → RangeError: 2〜36の範囲外なのでエラー
JavaScriptlet str = "3.14";
console.log(str.toFixed());
// → TypeError: 文字列には toFixed がない
JavaScriptconsole.log(24.toFixed());
// → SyntaxError: 文法的に不正
JavaScript- 基本的なキャッチ方法
try {
// エラーが起きるかもしれない処理
} catch(e) {
console.error(e); // 例外をまとめて処理
}
JavaScript- 種類ごとに処理を分ける方法
instanceofを使って、どの種類のエラーか判定できます。
try {
// エラーが起きる処理
} catch(e) {
if (e instanceof RangeError) {
console.error("RangeError");
} else if (e instanceof TypeError) {
console.error("TypeError");
} else {
console.error("その他のエラー");
}
}
JavaScript初心者へのアドバイス
- まずは「try…catchでまとめて処理」から始めると理解しやすいです。
- 慣れてきたら「エラーの種類ごとに分ける」ことで、より丁寧なエラーハンドリングができます。
- エラーの種類を知っておくと、バグの原因を探すときに役立ちます。
👉 要するに、「JavaScriptのエラーには種類がある」「try...catchでまとめて処理できる」「種類ごとに分けることも可能」というのが初心者にとっての大事なポイントです。
