主な内容の要点
Javaのswitch文は、複数の条件をシンプルに書ける条件分岐構文です。if-elseの代わりに使うと、コードが見やすく整理されます。
基本の使い方
- 書き方:
switch (式) {
case 値1:
// 値1のときの処理
break;
case 値2:
// 値2のときの処理
break;
default:
// どの値にも当てはまらないときの処理
}
Java- switch(式) の結果を評価し、case に書いた値と一致した場所から処理が始まります。
- break を書かないと、次のcaseの処理まで続けて実行されてしまうので注意。
注意点
- 使える型:
int、char、byte、short、String、列挙型(enum)。
→doubleやlongは使えません。 - caseに書けるのは定数のみ。変数は指定できません。
- defaultは「どのcaseにも当てはまらない場合」に実行されます。
よくある使い方
- 複数の値で同じ処理をしたいときは、caseを並べて書けます:
switch(num) {
case 1:
case 3:
case 5:
System.out.println("大当たり");
break;
case 2:
case 4:
System.out.println("残念賞");
break;
}
Java- これで「1,3,5なら同じ処理」「2,4なら同じ処理」とまとめられます。
初心者向けポイント
- if-elseが長くなるときにswitchを使うとスッキリ。
- breakを忘れると意図しない処理が実行されるので必ず確認。
- defaultは「保険」として書いておくと安心。
まとめると、switch文は「値がいくつかの候補のどれに当てはまるか」を分岐するのに便利な構文です。初心者はまず「caseとbreakのセット」「defaultの使い方」を押さえると理解しやすいです。
