主な内容の要点
多次元配列の「長さ」を調べるには length フィールドを参照します。外側の配列の要素数と、内側の配列の要素数をそれぞれ確認できるのがポイントです。
初心者向けの整理
配列変数.length- 1次元配列なら「要素の数」を返す。
- 2次元以上の配列なら「外側の配列の要素数」を返す。
- 内側の配列の長さを調べる方法
配列変数[0].length→ 0番目の配列の要素数配列変数[1].length→ 1番目の配列の要素数- つまり「外側の配列の中にある配列」を取り出して、その
lengthを見る。
- 内側の配列の長さはバラバラでもOK
- 例えば
int[][] num = new int[2][];としてnum[0] = new int[3];→ 要素数3num[1] = new int[4];→ 要素数4
- このように「行ごとに長さが違う配列」も作れる。
- 例えば
- 繰り返し処理で便利
for文と組み合わせると、配列の要素数が違っていても安全にすべての要素を取り出せる。- 例:
for (int i = 0; i < num.length; i++) {
for (int j = 0; j < num[i].length; j++) {
System.out.println(num[i][j]);
}
}
Java初心者へのアドバイス
- 「外側の配列の長さ」と「内側の配列の長さ」を区別することが大事。
lengthはメソッドではなくフィールドなので、()は不要。- 配列のサイズが違っていても
lengthを使えば安全にループできる。
これを理解すると、表形式のデータや行ごとに要素数が違うデータを扱うときに役立ちます。
