要点まとめ
Excel VBAの「Select Case文」は、ひとつの値をいくつかの候補と比べて処理を分けたいときに便利な書き方です。If文よりも見やすく整理できるのが特徴です。
Select Case文の基本
- 書き方の流れ
Select Case 値
Case 値1
' 値が1のときの処理
Case 値2
' 値が2のときの処理
Case Else
' どれにも当てはまらないときの処理
End Select
VB- 最初に「Select Case」で比べたい値を指定し、次に「Case」で条件ごとの処理を書く。
- Case Elseは「どれにも当てはまらない場合」の処理。省略も可能。
If文との違い
- If文でも同じことは書けるが、複数の値を比べるときはSelect Caseの方が見やすい。
- 例:アンケート回答(1=不満、2=普通、3=満足)を判定する場合、Select Caseなら条件がすっきり整理される。
応用的な使い方
- 複数の値をまとめて指定
Case 3, 5, 7
' 値が3か5か7のとき
VB- 範囲指定
Case 4 To 8
' 値が4以上8以下のとき
VB- 大小比較(Isを使う)
Case Is >= 8
' 値が8以上のとき
Case Is < 4
' 値が4未満のとき
VBメリット
- コードが読みやすい:一つの値をいろいろな候補と比べる処理が直感的に書ける。
- 整理しやすい:条件が多いときにIf文よりもスッキリ。
- 初心者でも理解しやすい:値ごとの分岐が一目で分かる。
👉 まとめると、「ひとつの値をいくつかの候補と比べる」ならSelect Case文を使うと見やすくなる、というのが初心者にとっての最大のポイントです。
