要点まとめ
Excel VBAで配列を使うには、まず「宣言」が必要です。配列は「同じ種類のデータをまとめて管理する箱」で、番号(インデックス)を使って1つずつ取り出します。インデックスは0から始まるので、要素数を指定するときは「欲しい数 − 1」を書きます。
配列の宣言方法
- 書き方:
Dim 変数名(要素数 - 1) As データ型
VB- 例:文字列を10個入れる配列
Dim str(9) As String
VB→ str(0) ~ str(9) の10個の箱ができる。
配列の使い方
- 配列の1つの要素にアクセスするときは「変数名(番号)」で指定する。
- 例:
str(0) = "山田"
str(1) = "佐藤"
str(2) = "伊藤"
VB- 通常の変数と同じように値を代入・利用できる。
配列と繰り返し処理
- 配列は「For~Next」と組み合わせると便利。
- 例:都道府県名を配列に入れて、検索するプログラム
Dim pref(3) As String
Dim i As Integer
Dim src As String
Dim msg As String
pref(0) = "東京都"
pref(1) = "神奈川県"
pref(2) = "千葉県"
pref(3) = "埼玉県"
src = "埼玉県"
msg = "関東以外の県です"
For i = 0 To 3
If src = pref(i) Then
msg = "関東の県です"
End If
Next i
Range("A1").Value = msg
VB- このように、配列を使うと「複数のデータをまとめて処理」できる。
初心者へのポイント
- 配列は「同じ種類のデータをまとめる箱」と考えるとわかりやすい。
- 番号は0から始まるので注意。
- 繰り返し処理とセットで使うと威力を発揮する。
配列を理解すると、データを効率よく扱えるようになり、プログラムがぐっと便利になります。
