Excel VBA | 「関数の戻り値 vs ByRef の使い分けをどう決めるか」という 設計判断フロー を図解する

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では「関数の戻り値 vs ByRef の使い分け」を決めるための 設計判断フロー を図解的にまとめます。画像生成はできませんが、テキストベースでフローチャート風に整理しますね。


設計判断フロー(関数の戻り値 vs ByRef)

┌────────────────────────┐
│ 値を返したい                               │
└────────────┬───────────┘
                      │
        ┌───────▼────────┐
        │ 返す値は1つだけ?            │
        └───────┬────────┘
                      │Yes
                      ▼
        ┌────────────────────┐
        │ 関数の戻り値を使う                  │
        │ (安全・副作用なし)                 │
        └────────────────────┘
                      │No
                      ▼
        ┌────────────────┐
        │ 複数値を返す必要が?          │
        └───────┬────────┘
                      │Yes
                      ▼
        ┌────────────────────┐
        │ ByRefで返却用引数                  │
        │ (複数値返却に便利)                │
        └────────────────────┘
                      │No
                      ▼
        ┌────────────────┐
        │ 参照を差し替えたい?          │
        └───────┬────────┘
                      │Yes
                      ▼
        ┌────────────────────┐
        │ ByRefで参照を変更                   │
        │ (Rangeや配列など)                 │
        └────────────────────┘
                     │No
                     ▼
        ┌────────────────────┐
        │ ByValで安全に渡す                   │
        │ (副作用を避ける)                   │
        └────────────────────┘

ポイントまとめ

  • 基本は関数の戻り値
    → 値が1つなら戻り値で返すのが安全で読みやすい。
  • 複数値を返したいときだけ ByRef
    → 「返却用引数」として明示的に使う。
  • 参照を差し替えたいときは ByRef
    → Range や Worksheet の参照を変更する場合。
  • 副作用を避けたいなら ByVal+戻り値
    → 入力は ByVal、出力は戻り値。これが基本設計指針。

👉 このフローを「コード設計のチェックリスト」として使うと、初心者でも 「いつByRefを使うべきか」 が迷わなくなります。

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