要点まとめ
Excel VBAでは、離れたセルをまとめて扱う方法として Range オブジェクトを使います。セルを「カンマ区切り」で指定すると、複数のセルや範囲を一度に操作できます。
ポイント解説
1. 離れたセルをまとめて参照できる
Range("A1, C2, D5")のように書くと、A1・C2・D5 の3つのセルを同時に指定できます。- 例えば
Range("A1, C2, D5").Value = 10とすると、3つのセルに一度に「10」が入力されます。
2. セル範囲も組み合わせ可能
- 単独セルだけでなく、範囲指定も混ぜられます。
例:Range("A1, C3:D5")
→ A1セルと、C3~D5の範囲をまとめて参照。
3. 変数に代入して使える
Sub テスト()
Dim range1 As Range
Set range1 = Range("A1, C3:D5")
range1.Value = 10
End Sub
VBrange1に複数セルをまとめて代入し、その後一括操作が可能。
4. 応用のイメージ
- 同じ値を複数セルに入力
- 書式設定を一括で適用
- 離れた場所のセルをまとめて処理
初心者へのアドバイス
- 「カンマで区切る」=複数セルをまとめる と覚えると簡単。
- まずは「同じ値を複数セルに入れる」練習から始めると理解しやすい。
- 慣れてきたら「セル範囲+単独セル」を組み合わせて使うと便利。
要するに、Rangeオブジェクトを使えば、離れたセルを一度に操作できるというのがこのページのポイントです。
