Python | elif 節

主な内容の要点

elif は「もし〜でなければ、次の条件をチェックする」という意味で、複数の条件分岐を順番に試すために使います。if → elif → else の流れを覚えると、条件分岐を整理して書けます。

Pythonの elif の基本

• if 文: 最初の条件をチェック
• elif 文: if が成り立たなかった場合に、次の条件をチェック
• else 文: どの条件にも当てはまらなかった場合に実行

書き方の例

if 条件1:
    処理1
elif 条件2:
    処理2
elif 条件3:
    処理3
else:
    処理4

if 条件1:
    処理1
elif 条件2:
    処理2
elif 条件3:
    処理3
else:
    処理4

ポイント

• 複数の条件を順番に判定できる
  → 最初に当てはまった条件の処理だけが実行される。
• elif はいくつでも書ける
  → 条件が多いときに便利。
• 最後に else を書くと安心
  → どの条件にも当てはまらない場合の処理をまとめられる。

サンプル（文字列の判定）

string = input("文字列を入力してください: ")

if string.isdecimal():
    print(string, "は数字です")
elif string.isalpha():
    print(string, "はアルファベットです")
else:
    print(string, "は数字でもアルファベットでもありません")

string = input("文字列を入力してください: ")

if string.isdecimal():
    print(string, "は数字です")
elif string.isalpha():
    print(string, "はアルファベットです")
else:
    print(string, "は数字でもアルファベットでもありません")

• isdecimal() → 数字かどうか判定
• isalpha() → アルファベットかどうか判定
• どちらでもなければ else が実行される

初心者へのアドバイス

• 「条件を順番に試す」イメージで理解するとわかりやすい
• elif の最後には必ず : を忘れないこと
• 条件が複雑になったら整理して書くと読みやすくなる

こうして elif を使うと、単純な「if/else」だけでは書きにくい複雑な分岐を、すっきり表現できます。