「条件チェックテンプレート集」として、実務でよく使うパターンを整理してみました。初心者でもすぐ応用できるように、入力チェック・エラーハンドリング・条件分岐改善の観点でまとめます。
入力チェック系テンプレート
1. 必須入力チェック
if not username:
raise ValueError("ユーザー名は必須です")
2. 数値範囲チェック
if not (0 <= score <= 100):
raise ValueError("スコアは0〜100の範囲で入力してください")
3. 型チェック
if not isinstance(age, int):
raise TypeError("年齢は整数で入力してください")
エラーハンドリング系テンプレート
4. 辞書アクセスの安全化
if user and user.get("active"):
print("ログイン可能")
else:
print("ユーザーが存在しないか非アクティブです")
5. ファイル存在チェック
import os
if not os.path.exists(filepath):
raise FileNotFoundError(f"{filepath} が存在しません")
6. ネットワークレスポンスチェック
response = requests.get(url)
if response.status_code != 200:
raise ConnectionError("サーバーエラーが発生しました")
条件分岐改善テンプレート
7. 複雑条件を変数に分解
age_ok = age >= 20
member_ok = is_member
senior_ok = age >= 65
if (age_ok and member_ok) or senior_ok:
print("割引適用")
else:
print("通常料金")
8. 早期リターンでネスト回避
def process(user):
if not user:
return "ユーザーなし"
if not user.get("active"):
return "非アクティブ"
return f"ようこそ {user['name']} さん"
9. マッピングで条件分岐を整理
status_actions = {
"ready": lambda: print("準備完了"),
"error": lambda: print("エラー発生"),
"waiting": lambda: print("待機中"),
}
action = status_actions.get(status, lambda: print("不明な状態"))
action()
✅ まとめ
- 入力チェック: 必須・範囲・型を網羅する
- エラーハンドリング: 存在確認やレスポンス確認を安全に
- 条件分岐改善: ネストを減らし、変数やマッピングで読みやすく
👉 実務では「安全性」と「可読性」が最優先です。これらのテンプレートをベースに、自分のプロジェクトに合わせてカスタマイズすると効率的に書けます。
