実務では「and」と「or」を組み合わせて、複雑な入力チェックを行うことがよくあります。初心者向けに分かりやすい例をいくつか紹介します。
例1:年齢と会員ステータスのチェック
「18歳以上 かつ 会員登録済み または 招待コードを持っている人だけ参加できる」
age = 20
is_member = False
has_invite_code = True
if (age >= 18 and is_member) or has_invite_code:
print("参加できます")
else:
print("参加できません")
Pythonage >= 18 and is_member→ 両方満たせば参加OK- それがダメでも
has_invite_codeがTrueなら参加OK
例2:フォーム入力チェック
「メールアドレスが入力されていて かつ パスワードが入力されている、または ゲストログインを選んだ場合」
email = "user@example.com"
password = ""
guest_login = True
if (email and password) or guest_login:
print("ログインできます")
else:
print("ログインできません")
Python- メールとパスワード両方が入力されていればログイン可能
- それがなくてもゲストログインがTrueならログイン可能
例3:商品購入条件
「在庫がある かつ 支払い方法が有効、または 無料キャンペーン対象」
stock_available = True
payment_valid = False
free_campaign = True
if (stock_available and payment_valid) or free_campaign:
print("購入できます")
else:
print("購入できません")
Python- 在庫あり&支払い有効 → 購入可能
- それがダメでも無料キャンペーン対象なら購入可能
ポイントまとめ
- and → 両方満たす必要がある
- or → どちらか一方でも満たせばOK
- 複雑な条件は「かっこ ()」を使ってグループ化すると分かりやすい
- 実務では「入力必須項目のチェック」や「複数の条件で通過可否を決める」場面でよく使われる

