主な内容の要点
continue文は、ループの途中で「残りの処理をスキップして次の繰り返しに進む」ための命令です。ループ自体を止めるのではなく、不要な処理を飛ばして効率的に繰り返しを進めたいときに使います。
continue文の基本
- 役割: ループの中で条件に合ったときに「その回の残り処理をスキップ」して、ループの先頭に戻る。
- 違い:
break→ ループ全体を終了するcontinue→ その回だけスキップして次の繰り返しへ進む
例1:偶数だけを表示
i = 0
while i < 10:
i = i + 1
if (i % 2) == 1: # iが奇数なら
continue # printをスキップして次へ
print(i, "is even.")
Python👉 出力結果: 2, 4, 6, 8, 10
奇数のときは continue により print() が実行されず、偶数だけが表示されます。
例2:入力チェックに使う
counter = 1
while counter <= 10:
text = input("数字を入力してください: ")
if text == "": # 何も入力されなかった場合
print("入力が無効です")
continue # 次の繰り返しへ
if text == "999": # 特定の値なら終了
print("中断します")
break
number = int(text)
print(counter, "回目:", number * number)
counter = counter + 1
Python👉 空入力をスキップできるので、エラーを防ぎつつ処理を続けられます。
初心者へのポイント
- 「処理を飛ばす」ための便利な仕組み
→ 条件に合わないデータを無視したいときに使う。 - エラー回避にも役立つ
→ 入力が不正な場合にcontinueで安全にスキップできる。 breakとの違いを理解することが大事
→breakはループ終了、continueは一時スキップ。
まとめると、continueは「この回はやめて次へ進む」ための命令で、データのフィルタリングや入力チェックなどに役立ちます。
