主な内容の要点
Javaにおける「変数」の基本
- 変数とは?
値を入れておく「箱」のようなもの。
→ 数値や文字列などを一時的に保存して、必要なときに取り出して使える。 - 変数の宣言
変数を使う前に「この箱を用意します」と宣言する必要がある。
書き方:int num; // 整数を入れる箱 char c; // 1文字を入れる箱 - データ型と変数名
- 変数には必ず「データ型」と「名前」を付ける。
- 例:
int num;→ 「整数型の箱 num」
値を入れる(代入)
- 変数に値を入れることを「代入」と呼ぶ。
num = 500; c = 'あ'; =は「等しい」ではなく「右の値を左の変数に入れる」という意味。- 変数は1つの値しか持てない。新しい値を代入すると、前の値は上書きされる。
num = 500; num = 180; // 500は消えて180だけが残る
値を取り出す(参照)
- 変数名を書けば、その中に入っている値を使える。
System.out.println(num); // numの中身を表示
変数を使うメリット
- 同じ計算結果を何度も使いたいときに便利。
- 例:テストの合計点と平均点を出す場合
int sum = 58 + 72 + 90; System.out.println("合計 " + sum); System.out.println("平均 " + sum / 3);→ 合計を変数に入れておけば、平均を出すときに再計算しなくて済む。
まとめ
- 変数は「値を入れる箱」
- 使う前に「宣言」が必要(型+名前)
- 値を入れるのは「代入」
- 値を使うのは「参照」
- 変数を使うとプログラムがわかりやすく、効率的になる
初心者の方はまず「変数=箱」というイメージを持つと理解しやすいです。
次のステップとして「データ型の種類(int, double, String など)」を学ぶとさらに理解が深まります。

