主な内容の要点
1. ラッパークラスとは?
- Javaには
intやdoubleなどの 基本データ型 がある - でも基本データ型は「ただの値」で、メソッド(便利な機能) を持っていない
- そこで、基本データ型を オブジェクトとして扱えるようにしたクラス が「ラッパークラス」
例:
boolean→Booleanchar→Characterbyte→Byteshort→Shortint→Integerlong→Longfloat→Floatdouble→Double
2. 使い方の基本
- オブジェクトを作る
Integer i = Integer.valueOf(10); // 推奨される方法
Java- ※
new Integer(10)もあるけど、今は非推奨 - 値を取り出す
int val = i.intValue(); // Integer → int
Java3. オートボクシング / アンボクシング
- Javaには「自動で変換してくれる仕組み」がある
- オートボクシング(Autoboxing):基本型 → ラッパークラス
Integer i = 10; // 自動で Integer に変換される
Java- アンボクシング(Unboxing):ラッパークラス → 基本型
int val = i; // 自動で int に変換される
Java4. 便利なところ
- ラッパークラスを使うと、文字列との変換 や コレクション(Listなど)に格納 ができる
- 例:
Integer.parseInt("123")で文字列を数値に変換できる
まとめ
- 基本型はシンプルだけど機能が少ない
- ラッパークラスを使うと「オブジェクト」として扱えるので便利
valueOfとxxxValue()メソッド、そして オートボクシング/アンボクシング がポイント
初心者の方はまず「int と Integer はペア」「自動で変換してくれる仕組みがある」という2点を押さえると理解しやすいです。
