Excel関数 逆引き集 | 偶数丸め → EVEN

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概要

「人数を必ず偶数にそろえたい」「在庫数を偶数単位で扱いたい」
そんなときに使えるのが EVEN 関数です。

EVEN は、
指定した数値を“次の偶数”に切り上げる関数 です。
正の数でも負の数でも、「必ず偶数側」に寄せる、という動きをします。


EVEN 関数の基本

基本の書式

=EVEN(数値)

数値:偶数に丸めたい値(セル参照でもOK)

EVEN は「四捨五入」ではありません。
常に“偶数側”に寄せる(切り上げるイメージ) です。


EVEN の具体的な動き

正の数の場合

正の数は、「その数以上の最も近い偶数」に変換されます。

例:

=EVEN(1)    → 2
=EVEN(2)    → 2
=EVEN(3)    → 4
=EVEN(10.1) → 12
=EVEN(10.9) → 12

1 や 3 のような奇数は、次の偶数(2、4)に。
10.1 や 10.9 のような小数も、「次の偶数」である 12 に寄せられます。

負の数の場合

負の数は、「その数以下の最も近い偶数」に変換されます。

例:

=EVEN(-1)    → -2
=EVEN(-2)    → -2
=EVEN(-3)    → -4
=EVEN(-10.1) → -12
=EVEN(-10.9) → -12

マイナス方向に“偶数側”へ寄せるイメージです。


実務での使いどころ

人数を偶数単位でそろえたいとき

例えば、「2人1組」でチームを組む前提で、
中途半端な人数でも「必ず偶数」にしておきたい場合。

人数が A2 に入っているとして:

=EVEN(A2)

これで、
1人 → 2人扱い
5人 → 6人扱い
のように、「組数計算のための人数」を偶数にそろえられます。

在庫や箱数を偶数単位で扱いたいとき

「2個入りの箱で管理する」「2本1セットで出荷する」など、
偶数単位でしか扱えない場合にも使えます。

=EVEN(必要本数)

とすることで、
奇数の注文数でも「必ず偶数本」で準備する数を出せます。


他の丸め関数との違い

ROUND / ROUNDUP / ROUNDDOWN との違い

ROUND 系は「桁数」を指定して丸めますが、
EVEN は「偶数にそろえる」ことだけに特化しています。

  • ROUND:指定桁で四捨五入
  • ROUNDUP:指定桁で切り上げ
  • ROUNDDOWN:指定桁で切り捨て
  • EVEN:偶数に丸める(奇数や小数を“次の偶数”へ)

「とにかく偶数にしたい」というときは、EVEN 一択です。


コード例・テンプレート

基本:セルの値を偶数に丸める

=EVEN(A2)

計算結果を偶数にそろえる

=EVEN(B2/C2)

必要人数を偶数にそろえる(2人1組など)

=EVEN(人数セル)

例題

問題1

A2 に「5」が入っています。
この値を偶数に丸める式を書いてください。

=EVEN(A2)

問題2

A2 に「10.1」が入っています。
この値を偶数に丸める式を書いてください。

=EVEN(A2)

問題3

A2 に「-3」が入っています。
この値を偶数に丸める式を書いてください。

=EVEN(A2)

問題4

B2 に「参加人数」が入っています。
2人1組でチームを組むために、「必要人数を偶数にそろえた値」を求めたいとします。
その式を書いてください。

=EVEN(B2)

問題5

C2 に「必要本数」が入っています。
2本1セットで出荷するため、必ず偶数本で準備したいとします。
準備本数を求める式を書いてください。

=EVEN(C2)

EVEN は、「偶数にそろえる」という一点に特化した、クセの少ない関数です。
人数・本数・セット数など、“2単位”で考える場面で思い出せるようにしておくと、
実務のちょっとしたストレスがかなり減ります。

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