Excel関数 逆引き集 | 区切り文字制御 → CHAR

Excel
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概要

Excel で「区切り文字」を自由に制御したいときに役立つのが CHAR 関数です。
CHAR は 文字コード(ASCIIコード)から特定の記号を生成する関数で、
普段キーボードから入力しにくい「特殊な区切り文字」を作るのに最適です。

特に実務でよく使うのは次の 3 つです。

  • CHAR(10) … 改行
  • CHAR(9) … タブ
  • CHAR(32) … 半角スペース
  • CHAR(44) … カンマ(,)
  • CHAR(59) … セミコロン(;)

これらを組み合わせることで、
「見やすい表示用文字列」や「外部システム向けの区切りデータ」 を自在に作れます。

ここでは、初心者向けに「区切り文字制御」としての CHAR の使い方を、
テンプレートと例題つきで丁寧に解説します。


CHAR の基本

CHAR の書式

=CHAR(コード番号)

コード番号には 1〜255 の数値を指定します。
代表的なものは次の通りです。

文字コード用途
改行10セル内改行(Alt+Enter と同じ)
タブ9TSV(タブ区切り)作成
半角スペース32スペースの明示的挿入
カンマ44CSV 形式の区切り文字
セミコロン59欧州系 CSV の区切り

Excel では CHAR(10) と CHAR(9) が特に重要です。


パターン1:任意の区切り文字で文字列を結合する

例:カンマ区切りで結合(CSV風)

A2:りんご
B2:みかん
C2:ぶどう

これらをカンマ区切りで結合したい場合:

=A2 & CHAR(44) & B2 & CHAR(44) & C2

結果:

りんご,みかん,ぶどう

CHAR(44) は「,」と同じですが、
「区切り文字をコードで管理したい」場合に便利です。


パターン2:TEXTJOIN と組み合わせて「任意の区切り文字」で結合

TEXTJOIN の区切り文字に CHAR を使うと、
どんな記号でも区切り文字にできるようになります。

例:セミコロン区切りで結合

=TEXTJOIN(CHAR(59), TRUE, A2:C2)

結果:

りんご;みかん;ぶどう

欧州系の CSV(セミコロン区切り)を作るときに便利です。


パターン3:スペースを明示的に入れる(CHAR(32))

スペースは普通に " " と書いてもよいですが、
「スペースの数をコードで管理したい」場合は CHAR(32) を使います。

例:項目名と値の間にスペース 3 個を入れる

="商品名" & CHAR(32) & CHAR(32) & CHAR(32) & A2

または

="商品名" & REPT(CHAR(32),3) & A2

結果:

商品名   りんご

スペースの数を調整したいときに便利です。


パターン4:改行・タブ・カンマを組み合わせて整形する

CHAR を組み合わせると、
「見やすい表示用」+「外部テキスト用」 の両方に対応できます。

例:改行+タブで整形した情報ブロックを作る

A2:山田太郎
B2:営業部
C2:1234

="氏名:" & A2 & CHAR(10) &
"部署:" & B2 & CHAR(9) &
"内線:" & C2

結果(セル内表示):

氏名:山田太郎
部署:営業部    内線:1234

メモ帳に貼るとタブが効いて整列します。


パターン5:外部システム向けの区切りデータを作る

CSV や TSV を Excel で作るとき、
CHAR を使うと「区切り文字を完全にコントロール」できます。

例:TSV(タブ区切り)を作る

=A2 & CHAR(9) & B2 & CHAR(9) & TEXT(C2,"#,##0")

結果(メモ帳に貼ると):

りんご    食品    120

Excel 内では見えにくいですが、
外部テキストではしっかりタブ区切りになります。


区切り文字制御の“型”まとめ

任意の区切り文字を挟む

=A2 & CHAR(コード) & B2

TEXTJOIN で区切り文字を指定

=TEXTJOIN(CHAR(コード), TRUE, 範囲)

スペースをコードで管理

=REPT(CHAR(32), 個数)

改行+タブなど複合区切り

="行1" & CHAR(10) & "行2" & CHAR(9) & "行3"

CHAR を使うと、
「キーボードで入力しにくい区切り文字」 を自在に扱えるようになります。


例題

問題1

A2 と B2 を カンマ区切り(,)で結合したいです。
CHAR を使った式を書いてください。

=A2 & CHAR(44) & B2

問題2

A2:C2 を セミコロン区切り(;)で結合したいです。
TEXTJOIN と CHAR を使った式を書いてください。

=TEXTJOIN(CHAR(59), TRUE, A2:C2)

問題3

「商品名」と A2 の間に 半角スペース 3 個 を入れたいです。
CHAR と REPT を使った式を書いてください。

="商品名" & REPT(CHAR(32),3) & A2

問題4

A2:氏名、B2:部署、C2:内線
これらを 改行+タブ を使って整形したいです。
CHAR(10) と CHAR(9) を使った式を書いてください。

="氏名:" & A2 & CHAR(10) &
"部署:" & B2 & CHAR(9) &
"内線:" & C2

問題5

A2:商品名、B2:カテゴリ、C2:価格
これらを タブ区切り(TSV形式) で結合し、価格は「#,##0」形式にしたいです。
CHAR(9) を使った式を書いてください。

=A2 & CHAR(9) & B2 & CHAR(9) & TEXT(C2,"#,##0")

CHAR は「区切り文字を自由に操る」ための万能ツールです。
改行・タブ・スペース・カンマ・セミコロンなど、
どんな区切り文字でもコードで管理できるので、
表示用にもデータ出力用にも大活躍します。

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