Excel関数 逆引き集 | 合計を求める → SUM

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概要

「売上の合計を出したい」「点数の合計を一瞬で出したい」
そんなときに一番最初に覚えるべきが SUM 関数(サム関数)です。

SUM は、
指定したセルや範囲の「合計」を計算するための、Excelで最も基本的な関数のひとつです。
A1+A2+A3+… と手で足し算を書く代わりに、=SUM(A1:A3) のように一発で書けるのがポイントです。

ここでは、プログラミング初心者でも迷わないように、
SUM の基本形から、よく使うパターン、テンプレート、例題まで丁寧に解説します。


SUM 関数の基本

基本の書式と考え方

SUM 関数の基本形はとてもシンプルです。

=SUM(数値1, [数値2], …)

「数値1」のところには、
セル範囲(例:A1:A10)や、単独のセル(例:B2)、直接書いた数値(例:100)などを指定できます。

一番よく使う形は「範囲を1つ指定する」パターンです。

=SUM(A1:A10)

これは「A1 から A10 までのセルを全部足した合計」を意味します。

なぜ「+」で足さずに SUM を使うのか

例えば、A1〜A5 の合計を出したいとき、
=A1+A2+A3+A4+A5 と書くこともできますが、
セルが増えたり削除されたりすると、式の修正が大変です。

=SUM(A1:A5) なら、
範囲を一つ指定するだけなので、入力ミスも減り、
行を挿入・削除しても柔軟に対応できます。


基本パターン:よく使う SUM の書き方

連続した範囲の合計を求める

最も基本的なパターンです。

例:A1〜A10 の合計を求める

=SUM(A1:A10)

これは「A1 から A10 までのセルの数値を全部足す」という意味です。

離れたセル・範囲をまとめて合計する

離れた場所にあるセルや範囲も、カンマで区切って一度に合計できます。

例:A1〜A5 と C1〜C5 の合計

=SUM(A1:A5, C1:C5)

例:特定のセルだけを合計(B2、B4、B6)

=SUM(B2, B4, B6)

例:範囲と単独の数値を混ぜる

=SUM(A1:A5, 100)

実務でよくある SUM の使い方

行方向・列方向の合計

売上表や点数表などで、
「縦に合計」「横に合計」を出すのは定番です。

例:B2〜B10(1月の売上)の合計

=SUM(B2:B10)

例:B2〜G2(1人分の1〜6月の合計)

=SUM(B2:G2)

このように、
「列の合計」「行の合計」をそれぞれ SUM で書くのが基本パターンです。

オートSUM(Σ)で一瞬で合計を出す

リボンの「Σ(オートSUM)」ボタンを使うと、
=SUM(…) を自動で入れてくれます。

イメージとしては、

  1. 合計を表示したいセルを選ぶ
  2. Σボタンを押す
  3. Excel が自動で範囲を推測してくれるので、Enter で確定

という流れです。
手入力が不安なときや、素早く合計を出したいときに便利です。


SUM を使うときにハマりやすいポイント

数字が「文字列」になっていると合計されない

見た目は数字でも、セルの中身が「文字列」として扱われていると、
SUM で合計しても 0 になったり、期待通りに足されないことがあります。

例えば、
・数字の前後にスペースが入っている
・「’100」のように、先頭にシングルクォートが付いている

といった場合です。

このときは、

  • 余計なスペースを削除する(TRIM 関数など)
  • 文字列を数値に変換する(VALUE 関数など)

といった前処理が必要になることがあります。

エラー値が混ざっていると SUM もエラーになる

範囲の中に #VALUE! などのエラーがあると、
SUM の結果もエラーになります。

この場合は、
・エラーの原因を取り除く
・IFERROR などでエラーを別の値に置き換える

といった対策が必要です。


SUM のテンプレート集

基本の合計

=SUM(A1:A10)

離れた範囲をまとめて合計

=SUM(A1:A10, C1:C10)

特定セルだけを合計

=SUM(B2, B4, B6)

行の合計(横方向)

=SUM(B2:G2)

列の合計(縦方向)

=SUM(B2:B100)

例題

問題1

A1〜A5 に 5つの売上金額が入力されています。
この 5つの合計を求める式を、SUM 関数を使って書いてください。

=SUM(A1:A5)

問題2

B2〜B10 に「1月の売上」、C2〜C10 に「2月の売上」が入っています。
1月と2月の合計売上(B2〜B10 と C2〜C10 の合計)を求める式を書いてください。

=SUM(B2:B10, C2:C10)

問題3

D2、F2、H2 に「特定商品の売上」が入っています。
この 3つのセルだけを合計したいです。
SUM 関数を使った式を書いてください。

=SUM(D2, F2, H2)

問題4

B2〜G2 に「ある社員の1〜6月の売上」が入っています。
この社員の半年分の合計を求める式を書いてください。

=SUM(B2:G2)

問題5

B2〜B100 に「売上金額」が入っています。
この列全体(B2〜B100)の合計を求める式を書いてください。

=SUM(B2:B100)

SUM は「Excelの足し算の入口」であり、
集計・分析のすべてのスタート地点になります。
まずは「範囲を指定して合計する」感覚をしっかり身につけておくと、
この先の SUMIF や SUMPRODUCT などの“応用系”にもスムーズに進めるようになります。

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