Excel関数 逆引き集 | 床関数 → FLOOR

Excel
スポンサーリンク

概要

「金額を100円単位で切り捨てたい」「時間を15分単位で丸めたい」「10単位ごとに下にそろえたい」
そんな“指定した単位で必ず下に丸める”ときに使うのが FLOOR 関数(床関数) です。

ROUND が「桁数」で四捨五入、ROUNDDOWN が「桁数」で切り捨てなのに対して、
FLOOR は “単位”で切り捨てる関数 と覚えるとスッと入ってきます。


FLOOR 関数の基本

基本の書式と意味

=FLOOR(数値, 意味のある倍数)

数値:切り捨てたい元の値(セル参照でもOK)
意味のある倍数:何の単位で切り捨てるか(10、100、0.5、0.25 など)

「意味のある倍数」とは、
“この単位でそろえたい”という基準のことです。

例えば
100円単位で切り捨てたい → 100
10単位で切り捨てたい → 10
0.25単位(15分単位)で切り捨てたい → 0.25

というイメージです。


FLOOR の動き方をイメージでつかむ

正の数の場合

正の数に対しては、
「その数以下の“意味のある倍数”のうち、一番大きい値」にそろえます。

例:=FLOOR(1234,100)
100 の倍数のうち、1234 以下で最大のもの → 1200
結果は 1200 になります。

例:=FLOOR(123,10)
10 の倍数のうち、123 以下で最大のもの → 120
結果は 120 になります。

小数の場合

例:=FLOOR(3.7,1)
1 の倍数のうち、3.7 以下で最大のもの → 3
結果は 3 です。

例:=FLOOR(3.7,0.5)
0.5 の倍数(…2.5, 3.0, 3.5, 4.0…)のうち、3.7 以下で最大 → 3.5
結果は 3.5 です。


実務でよく使うパターン

金額を 100円単位で切り捨てる

B2 に金額が入っているとして、100円単位で切り捨てたい場合はこう書きます。

=FLOOR(B2,100)

1234 → 1200
1099 → 1000
1000 → 1000

請求書や見積書で「端数は切り捨て」といったルールがあるときに使えます。

数値を 10単位で切り捨てる

A2 に 123 が入っていて、「10単位で下にそろえたい」場合。

=FLOOR(A2,10)

123 → 120
119 → 110
110 → 110

「10刻みのランク」「10単位の区切り」などを作るときに便利です。

時間を 15分単位で切り捨てる(時間を小数で扱う場合)

1時間=1.0 として、15分=0.25 です。
A2 に時間(小数)が入っているとして、「15分単位で切り捨てたい」場合。

=FLOOR(A2,0.25)

1.32時間 → 1.25時間(1時間15分)
1.49時間 → 1.25時間
1.74時間 → 1.5時間

「実働時間を15分単位で管理する」ような場面で使えます。


CEILING や ROUNDDOWN との違い

CEILING との違い(上に丸めるか、下に丸めるか)

CEILING:指定した単位で「切り上げ」
FLOOR :指定した単位で「切り捨て」

例えば、どちらも 100単位で使った場合:

=CEILING(1234,100) → 1300
=FLOOR(1234,100) → 1200

「足りなくならないように多めに見積もる」なら CEILING、
「多く見積もりすぎないように少なめにそろえる」なら FLOOR、という使い分けです。

ROUNDDOWN との違い(桁数か、単位か)

ROUNDDOWN:桁数で切り捨て(10の位、100の位、小数第2位など)
FLOOR  :単位で切り捨て(10単位、100単位、0.5単位など)

「10の位で切り捨てたい」なら ROUNDDOWN でも FLOOR でも書けますが、
「0.25単位」「5単位」など“単位”がはっきりしているときは FLOOR のほうが直感的です。


FLOOR のテンプレート集

整数を 10単位で切り捨て

=FLOOR(A2,10)

金額を 100円単位で切り捨て

=FLOOR(B2,100)

小数を 1単位で切り捨て(=整数に切り捨て)

=FLOOR(A2,1)

時間(小数)を 15分単位で切り捨て

=FLOOR(A2,0.25)

例題

問題1

A2 に「123」が入っています。
この値を「10単位で切り捨てる」式を書いてください。

=FLOOR(A2,10)

問題2

A2 に「1234」が入っています。
この値を「100単位で切り捨てる」式を書いてください。

=FLOOR(A2,100)

問題3

B2 に金額が入っています。
この金額を「100円単位で切り捨てた金額」にしたいときの式を書いてください。

=FLOOR(B2,100)

問題4

A2 に「3.7」が入っています。
この値を「0.5単位で切り捨てる」式を書いてください。

=FLOOR(A2,0.5)

問題5

A2 に「時間(小数)」が入っています。
この時間を「15分単位で切り捨てた時間」にしたいとします。
1時間=1.0、15分=0.25 として、式を書いてください。

=FLOOR(A2,0.25)

FLOOR は、「〜単位で下にそろえたい」ときの定番関数です。
CEILING(上にそろえる)とペアで覚えておくと、
「多めに見るか、少なめに見るか」を Excel で自在にコントロールできるようになります。

Excel
スポンサーリンク
シェアする
@lifehackerをフォローする
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました