概要
「1〜100 の乱数がほしい」「点数を 0〜10 の範囲でランダムに作りたい」「抽選番号をランダムに生成したい」
そんな“指定した範囲の整数乱数”を作るときに使うのが RANDBETWEEN 関数です。
RAND が 0〜1 の小数を返すのに対して、
RANDBETWEEN は “指定した最小値〜最大値の整数” を返す関数 です。
RANDBETWEEN 関数の基本
書式と意味
=RANDBETWEEN(最小値, 最大値)
最小値:乱数の下限
最大値:乱数の上限
この 2 つを指定するだけで、
その範囲の整数がランダムに返ってきます。
例:=RANDBETWEEN(1,10) → 1〜10 のどれか=RANDBETWEEN(0,100) → 0〜100 のどれか=RANDBETWEEN(-5,5) → −5〜5 のどれか
RANDBETWEEN の特徴
毎回値が変わる(再計算のたびに更新)
RAND と同じく、RANDBETWEEN も 揮発性関数 です。
次のタイミングで値が変わります。
- 他のセルを編集したとき
- F9 キーで再計算したとき
- ブックを開き直したとき
「乱数を固定したい」場合は、
生成後に 値として貼り付け するのが定番です。
実務での使いどころ
テストデータ・サンプルデータの作成
例えば、0〜100 の点数をランダムに作りたいとき:
=RANDBETWEEN(0,100)
これを下にコピーすれば、ランダムな点数表が一瞬で作れます。
抽選番号・ID のランダム生成
1〜500 の抽選番号をランダムに作りたいとき:
=RANDBETWEEN(1,500)
ただし、重複を避けたい場合は並べ替えや UNIQUE 関数と組み合わせる必要があります。
ランダムな日付を作る
日付はシリアル値なので、
「2026/1/1〜2026/1/31 のランダム日付」を作ることもできます。
=RANDBETWEEN(DATE(2026,1,1), DATE(2026,1,31))
セルの表示形式を「日付」にすれば、普通の日付として表示されます。
RANDBETWEEN のテンプレート
1〜10 の乱数
=RANDBETWEEN(1,10)
0〜100 の乱数
=RANDBETWEEN(0,100)
−5〜5 の乱数
=RANDBETWEEN(-5,5)
ランダムな日付(2026年1月1日〜1月31日)
=RANDBETWEEN(DATE(2026,1,1), DATE(2026,1,31))
乱数を固定したいときの考え方
生成後にコピー → 値として貼り付け
これで乱数が変わらなくなります。
例題
問題1
1〜10 の整数乱数を生成したいとします。
セルに入力する式を書いてください。
=RANDBETWEEN(1,10)
問題2
0〜100 の整数乱数を生成したいとします。
セルに入力する式を書いてください。
=RANDBETWEEN(0,100)
問題3
−5〜5 の整数乱数を生成したいとします。
セルに入力する式を書いてください。
=RANDBETWEEN(-5,5)
問題4
2026年1月1日〜2026年1月31日の範囲でランダムな日付を生成したいとします。
セルに入力する式を書いてください。
=RANDBETWEEN(DATE(2026,1,1), DATE(2026,1,31))
問題5
RANDBETWEEN で生成した乱数を「その時点の値で固定」したいとします。
どのような操作をすればよいか、考え方を簡潔に説明してください。
生成した乱数のセルをコピーし、「値として貼り付け」すれば、その時点の乱数が固定されます。
RANDBETWEEN は「範囲を指定して整数乱数を作る」という一点に特化した、とても扱いやすい関数です。
RAND と組み合わせれば、より複雑なランダムデータも自在に作れるようになります。
