概要
「このセルの文字数はいくつ?」
「入力が10文字以内かチェックしたい」
「IDの桁数が正しいか確認したい」
こうした “文字数の確認” に使うのが LEN(レン)関数 です。
LEN はとてもシンプルで、
セルの中にある文字数をそのまま返す 関数です。
初心者でもすぐ使えるように、
基本から応用、実務でよくあるチェック方法まで丁寧に解説します。
LEN の基本
LEN の書式
=LEN(文字列)
- 文字列
→ セル参照(A2 など)でも、直接文字列(”ABC”)でも OK
LEN は 文字数を数えるだけ のシンプルな関数です。
基本パターン:セルの文字数を数える
A2 の文字数を取得する
=LEN(A2)
A2 が「Excel」なら 5
A2 が「山田太郎」なら 4
A2 が空白なら 0
という結果になります。
パターン1:入力チェック(文字数制限)
10文字以内かどうかを判定する
=LEN(A2) <= 10
TRUE → 10文字以内
FALSE → 11文字以上
実務では IF と組み合わせてメッセージにすることが多いです。
=IF(LEN(A2)<=10, "OK", "文字数オーバー")
パターン2:ID・コードの桁数チェック
8桁の社員番号かどうかを判定
=IF(LEN(A2)=8, "桁数OK", "桁数エラー")
A2 が「12345678」なら桁数OK
「12345」なら桁数エラー
パターン3:空白を除いた文字数を数える
LEN はスペースも文字として数えます。
「スペースを除いた文字数」を知りたいときは SUBSTITUTE と組み合わせます。
スペースを除いた文字数
=LEN(SUBSTITUTE(A2, " ", ""))
A2 が「山田 太郎」なら
スペースを除いて 4 文字になります。
パターン4:改行を含む文字数を数える
改行(CHAR(10))も文字としてカウントされます。
改行を除きたい場合は SUBSTITUTE を使います。
=LEN(SUBSTITUTE(A2, CHAR(10), ""))
パターン5:文字数に応じてメッセージを変える
文字数が 0 → 未入力
1〜5 → 短い
6以上 → 長い
=IF(LEN(A2)=0, "未入力",
IF(LEN(A2)<=5, "短い",
"長い"))
LEN は判定条件として非常に使いやすい関数です。
パターン6:LEN と LEFT/RIGHT/MID の組み合わせ
文字列の長さを使って、
「右端から何文字取りたい」などの処理にも応用できます。
末尾の 1 文字を取得
=RIGHT(A2, 1)
末尾から 2 文字を取得(LEN を使う例)
=MID(A2, LEN(A2)-1, 2)
LEN を使うことで「文字数が変わっても柔軟に対応」できます。
例題
問題1
A2 の文字数を取得する式を書いてください。
=LEN(A2)
問題2
A2 が 10 文字以内なら「OK」、
11 文字以上なら「NG」と表示する式を書いてください。
=IF(LEN(A2)<=10, "OK", "NG")
問題3
A2 の文字列からスペースを除いた文字数を取得する式を書いてください。
=LEN(SUBSTITUTE(A2, " ", ""))
問題4
A2 が 8 桁のコードなら「正しい」、
それ以外なら「誤り」と表示する式を書いてください。
=IF(LEN(A2)=8, "正しい", "誤り")
問題5
A2 の文字列の末尾 2 文字を取得する式を書いてください。
(LEN を使う方法で)
=MID(A2, LEN(A2)-1, 2)
まとめ
LEN のポイントは次の 3 つです。
- 文字数をそのまま返すシンプルな関数
- 入力チェック・桁数チェックに最適
- SUBSTITUTE と組み合わせると“空白除去”など応用が広がる
まずはこの基本形を覚えておくと便利です。
=LEN(文字列)
LEN は Excel の文字列処理の“入口”となる関数です。
ここから LEFT / RIGHT / MID などと組み合わせていくと、
文字列操作の幅が一気に広がります。
