Excel関数 逆引き集 | 空白セルの数を数えたい → COUNTBLANK

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概要

COUNTBLANKは「指定した範囲の中で空白セルの数」を数えるExcel関数です。空白セルとは「何も入力されていないセル」のことです。数値や文字列が入っているセルはもちろん、""(空文字)を返す式が入っているセルも「空白」としてカウントされます。データ入力漏れのチェックや、未記入項目の数を調べるときに便利です。


基本の使い方

  • 書式:
=COUNTBLANK(範囲)
  • 例:
=COUNTBLANK(A1:A10)

→ A1〜A10の中で「空白セルの数」を返します。


具体例

例1: 出席簿の空欄チェック

A2:A11に出席者名が入力されているとします。未記入の人数を調べたい場合:

=COUNTBLANK(A2:A11)
  • 結果: 名前が未入力のセル数が返ります。

例2: 売上表の未入力セル数

B2:E10に各月の売上が入力されています。未入力セルの数を調べたい場合:

=COUNTBLANK(B2:E10)
  • 結果: 売上が未記入のセル数が返ります。

例3: 離れた範囲の空白数

A列とC列の空白セルをまとめて数えたい場合:

=COUNTBLANK(A2:A10) + COUNTBLANK(C2:C10)
  • 結果: A列とC列の空白セル数の合計が返ります。

よくあるつまずきと注意点

  • 空文字(“”)を返す式も空白扱いになる
    例: =IF(A1>0, A1, "") のような式で "" が返ると、COUNTBLANKは「空白」として数えます。
    → 「本当に未入力セルだけを数えたい」場合は、条件付きで数えるCOUNTIFを使う方法もあります。
  • 数値や文字列が入っているセルは数えない
    たとえ「0」や「スペース」でも入力されていれば空白ではありません。
  • フィルタで非表示にしても数える
    COUNTBLANKは非表示セルも対象にします。表示中だけを数えたい場合はSUBTOTAL関数を検討してください。

応用テンプレート

  • 未入力セルを条件付きで数える(COUNTIFを利用)
=COUNTIF(A2:A100, "")

→ COUNTBLANKと同じ結果になります。

  • 複数列の未入力セルを合計
=COUNTBLANK(A2:A100) + COUNTBLANK(B2:B100)
  • 入力済みセル数を求めたい場合
=COUNTA(A2:A100)

→ 空白以外のセル数を返します。


練習問題

  • 問題1: A2:A12に名前が入力されています。未入力セルの数をA13に表示してください。
    • 解答例:
=COUNTBLANK(A2:A12)
  • 問題2: B2:E10に売上が入力されています。未入力セルの数をF2に表示してください。
    • 解答例:
=COUNTBLANK(B2:E10)
  • 問題3: A列とC列の未入力セル数を合計してG2に表示してください。
    • 解答例:
=COUNTBLANK(A2:A100) + COUNTBLANK(C2:C100)

まとめ

COUNTBLANKは「空白セルの数」を数えるシンプルな関数です。入力漏れチェックやデータ管理に役立ちます。

  • 空白セル数 → COUNTBLANK
  • 入力済みセル数 → COUNTA
  • 数値セル数 → COUNT

この違いを押さえておくと、状況に応じて正しい関数を選べます。

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