概要
「どれくらい未入力が残っているか知りたい」「入力漏れチェックをしたい」
そんなときに頼りになるのが COUNTBLANK 関数です。
COUNTBLANK は、
指定した範囲の中から “空白セルの数” を数える関数 です。
「入力されている件数」ではなく、「まだ空いているマスはいくつか?」を知りたいときに使います。
ここでは、プログラミング初心者にも分かるように、
COUNTBLANK の基本、よくある使い方、テンプレート、例題まで丁寧に解説します。
COUNTBLANK 関数の基本
基本の書式と意味
COUNTBLANK の書式はとてもシンプルです。
=COUNTBLANK(範囲)
指定できるのは「範囲」だけです。
例えば、
=COUNTBLANK(A1:A10)
これは「A1〜A10 の中で、空白になっているセルの数」を返します。
何が「空白」とみなされるか
COUNTBLANK が「空白」と判断するのは、
本当に何も入力されていないセル、または数式の結果として ""(空文字)が返っているセルです。
見た目が空白でも、スペースだけ入っているセルなどは「空白ではない」とみなされることがあります。
「スペースだけ入っているセル」は COUNTBLANK ではカウントされない点に注意してください。
基本パターンとよくある使い方
範囲内の空白セルの数を数える
最も基本的な使い方です。
=COUNTBLANK(A1:A10)
A1〜A10 の中で、まだ何も入力されていないセルの数を返します。
入力フォームやチェックリストで、
「あと何件入力が必要か?」を確認するのに便利です。
行や列の空白数を調べる
例えば、B列に「売上」、C列に「コメント」があるとします。
B2〜B100 の中で、売上が未入力の行数を知りたい場合はこう書きます。
=COUNTBLANK(B2:B100)
同様に、1行分の入力漏れを確認したいときは、
=COUNTBLANK(B2:G2)
のように「横方向の範囲」を指定すれば、その行の空白セル数が分かります。
COUNTBLANK と他の件数系関数との違い
COUNT / COUNTA / COUNTBLANK の役割の違い
ざっくり整理するとこうなります。
COUNT
数値が入っているセルの件数を数える(数値のみ)
COUNTA
空白でないセルの件数を数える(数値・文字列など何でも)
COUNTBLANK
空白セルの件数を数える(何も入っていないセル)
例えば、A1:A10 に対して、
- 全体のセル数は 10
- 空白セル数は
=COUNTBLANK(A1:A10) - 入力済みセル数は
=COUNTA(A1:A10)
というように、組み合わせて使うと「入力状況」が一目で分かります。
実務での COUNTBLANK の使いどころ
入力漏れチェック
アンケート、申請書、マスタ入力などで、
「まだ埋まっていない項目がどれくらいあるか?」を確認するのに最適です。
例:B2〜B100 に「名前」が入るべきとき、未入力件数を知るには
=COUNTBLANK(B2:B100)
これで「名前が未入力の行数」が分かります。
進捗管理(残タスク数)
チェックリストや ToDo リストで、
「完了したら何か入力する」運用をしている場合、
空白セルの数がそのまま「残タスク数」になります。
例:C2〜C50 に「完了日」が入る想定で、未完了タスク数を知るには
=COUNTBLANK(C2:C50)
と書けば、「まだ完了日が入っていないタスク数」が分かります。
COUNTBLANK のテンプレート集
基本の空白数カウント
=COUNTBLANK(A1:A10)
列の空白数(縦方向)
=COUNTBLANK(B2:B100)
行の空白数(横方向)
=COUNTBLANK(B2:G2)
入力フォームの未入力項目数
=COUNTBLANK(C2:C50)
例題
問題1
A1〜A10 にデータが入っています。
このうち「何も入力されていないセルの数」を COUNTBLANK 関数で求める式を書いてください。
=COUNTBLANK(A1:A10)
問題2
B2〜B20 に「名前」が入力される想定です。
まだ名前が入力されていないセルの数を COUNTBLANK で求める式を書いてください。
=COUNTBLANK(B2:B20)
問題3
C2〜G2 に「1人分の5項目の入力欄」があります。
この行で、まだ入力されていない項目数を COUNTBLANK で求める式を書いてください。
=COUNTBLANK(C2:G2)
問題4
D2〜D100 に「完了日」が入るタスク一覧があります。
未完了タスクの件数(完了日が空白の行数)を COUNTBLANK で求める式を書いてください。
=COUNTBLANK(D2:D100)
問題5
A2〜A50 に「入力されているかどうかバラバラなデータ」があります。
この範囲の空白セルの数を COUNTBLANK で求める式を書いてください。
=COUNTBLANK(A2:A50)
COUNTBLANK は、「どれだけ“まだ”埋まっていないか」を教えてくれる関数です。
COUNT・COUNTA とセットで使うと、
入力状況や進捗を数字でつかめるようになり、管理の精度がぐっと上がります。
