🔰 Java 練習課題 10本(回答&説明付き)
では、Javaの「文字リテラル」「文字コード」「char型」の理解を深めるための 練習課題10本 を、回答例と解説付きでまとめました。
課題1:1文字を表示してみよう
問題: char 型の変数に 'A' を代入し、画面に表示してください。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
char c = 'A';
System.out.println(c);
}
}
Java出力:
A
解説:char は1文字専用。シングルクォート ' ' を使うのがポイント。
課題2:日本語の1文字を表示
問題: '花' を char 型に代入して表示してください。
char c = '花';
System.out.println(c);
Java出力:
花
解説:
JavaはUnicode対応なので、日本語も1文字なら char に入れられる。
課題3:数値から文字へ変換
問題: 数値 97 を文字に変換して 'a' を表示してください。
int code = 97;
System.out.println((char)code);
Java出力:
a
解説:(char) でキャストすると、数値を文字コードとして解釈して表示できる。
課題4:16進数で文字を指定
問題: 16進数 0x0061 を使って 'a' を表示してください。
char c = 0x0061;
System.out.println(c);
Java出力:
a
解説:
16進数でも文字コードを指定できる。0x0061 は10進数で97。
課題5:Unicodeエスケープで表示
問題: Unicodeエスケープ '\u3042' を使って「あ」を表示してください。
System.out.println('\u3042');
Java出力:
あ
解説:\uXXXX 形式でUnicodeコードポイントを直接指定できる。
課題6:文字と数値の違いを確認
問題: 'A' と 65 をそれぞれ表示して違いを確認してください。
System.out.println('A'); // 文字
System.out.println(65); // 数値
System.out.println((char)65); // 文字に変換
Java出力:
A
65
A
解説:'A' は文字、65 は数値。キャストで変換可能。
課題7:文字コードを調べる
問題: 'B' の文字コードを表示してください。
char c = 'B';
System.out.println((int)c);
Java出力:
66
解説:(int) にキャストすると、文字のコード値がわかる。
課題8:文字を1つ進める
問題: 'A' の次の文字 'B' を表示してください。
char c = 'A';
System.out.println((char)(c + 1));
Java出力:
B
解説:
文字は数値として扱えるので、+1 で次の文字になる。
課題9:改行とタブを使う
問題: 改行とタブを使って表を整形してください。
System.out.println("項目\t値\n文字\tA\nコード\t65");
Java出力:
項目 値
文字 A
コード 65
解説:\t はタブ、\n は改行。整形に便利。
課題10:クイズ形式
問題: 次の出力を予想してから実行してください。
System.out.println(0x0061);
System.out.println((char)0x0061);
System.out.println('A' + 1);
System.out.println((char)('A' + 1));
Java出力:
97
a
66
B
解説:
0x0061→ 数値97(char)0x0061→ ‘a’'A' + 1→ 65+1=66(数値)(char)('A' + 1)→ ‘B’
まとめ
charは1文字専用、Stringは文字列- 文字は内部的に数値(文字コード)で管理されている
- キャスト
(char)や(int)で文字⇔数値を変換できる - Unicodeエスケープやエスケープシーケンスで特殊文字も扱える
👉 この10本をやれば、Javaの「文字と文字コード」の基礎はバッチリです。

