Javaの「クラス・メソッド・フィールド」を、初心者向けにかみ砕いて説明しますね。例題も交えていきます。
1. クラスとは?
- クラス = 設計図
家を建てるときに「設計図」が必要ですよね。Javaでは、その設計図が「クラス」です。 - クラスの中には「メソッド(処理)」や「フィールド(データ)」を入れておきます。
📌 例:ロボットを動かすプログラムを作るとします。
class Robot {
// ここにメソッドやフィールドを書く
}
Javaこの Robot クラスは「ロボットの設計図」です。
2. メソッドとは?
- メソッド = 動作や処理のまとまり
ロボットに「前に進め」「挨拶しろ」と命令する部分です。
例:ロボットに挨拶させる
class Robot {
void hello() {
System.out.println("こんにちは!");
}
void bye() {
System.out.println("さようなら!");
}
}
Javahello()→ 「こんにちは!」と表示bye()→ 「さようなら!」と表示
👉 メソッドを呼び出すと、その処理が実行されます。
3. フィールドとは?
- フィールド = データを保存する場所(変数)
ロボットの「現在位置」や「名前」などを記録しておくために使います。
例:ロボットの位置を記録する
class Robot {
int position = 0; // フィールド(ロボットの位置)
void moveForward() {
position = position + 1; // 1歩進む
}
void report() {
System.out.println("現在位置は " + position + " です。");
}
}
Javapositionがフィールド(ロボットの状態を保存)moveForward()で位置を更新report()で現在位置を表示
実際に使ってみる
クラスを使うには「オブジェクト」を作ります。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
Robot robo = new Robot(); // Robotクラスからオブジェクトを作成
robo.hello(); // 「こんにちは!」と表示
robo.moveForward();
robo.moveForward();
robo.report(); // 「現在位置は 2 です。」と表示
robo.bye(); // 「さようなら!」と表示
}
}
Javaまとめ
- クラス = 設計図
- メソッド = 動作(命令)
- フィールド = データ(状態)
- オブジェクト = 設計図から作った実体
ポイントは「クラスは設計図、オブジェクトは実物」とイメージすると理解しやすいです。

