Java | ネストした if 文(if の中に if)

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ネストとは「入れ子構造」のこと。if の中にさらに if を書くことで、条件を細かく分けて処理を制御できます。初心者は「まず大きな条件を判定して、その中でさらに細かい条件を判定する」とイメージするとわかりやすいです。


基本の形

if (条件A) {
    if (条件B) {
        // 条件Aも条件Bもtrueのときに実行
    }
}
Java

👉 外側の条件がtrueになったときだけ、内側のifが評価される。


例題1:成績判定(点数と提出物)

int score = 85;
boolean homeworkSubmitted = true;

if (score >= 70) {
    if (homeworkSubmitted) {
        System.out.println("合格です!");
    } else {
        System.out.println("点数は合格ラインですが、宿題未提出なので不合格です");
    }
} else {
    System.out.println("点数が足りないので不合格です");
}
Java

👉 「点数が合格ラインかどうか」をまず判定し、その中で「宿題提出済みかどうか」をさらに判定。


例題2:ショッピングサイトの割引判定

int totalPrice = 12000;
boolean isMember = true;

if (totalPrice >= 5000) {
    if (isMember) {
        System.out.println("会員割引+購入割引でさらにお得!");
    } else {
        System.out.println("購入割引が適用されます");
    }
} else {
    System.out.println("割引はありません");
}
Java

👉 「購入金額が条件を満たすか」を外側で判定し、その中で「会員かどうか」をさらに判定。


例題3:信号と天気の組み合わせ

String signal = "green";
boolean isRaining = true;

if (signal.equals("green")) {
    if (isRaining) {
        System.out.println("傘をさして進んでください");
    } else {
        System.out.println("進んでください");
    }
} else {
    System.out.println("進めません");
}
Java

👉 「信号が青かどうか」を外側で判定し、その中で「雨かどうか」をさらに判定。


初心者向けポイント

  • ネストは「大きな条件 → 細かい条件」の順で考えるとわかりやすい。
  • ネストが深くなると読みにくいので、複合条件(&&||)でまとめられるならそちらを使う
  • ただし「まず大きな条件を確認してから細かく分けたい」場合はネストが自然。

まとめると、ネストしたifは「条件を段階的に絞り込む」ために使う。
実務では「入力チェック」「複雑な判定ロジック」「状態の組み合わせ判定」でよく登場します。

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