日常生活の例で考える条件演算子
では「条件演算子」を日常生活に置き換えてみましょう。プログラミング初心者でもイメージしやすいように、身近なシチュエーションで説明します。
1. 自動販売機の割引
- 状況: 学生証を持っている人は100円、それ以外は150円。
- 条件演算子で表すと:
int price = isStudent ? 100 : 150;
Java- イメージ: 「学生なら100円、そうでなければ150円」と一行で書ける。
2. 天気による服装選び
- 状況: 雨なら「傘を持つ」、晴れなら「サングラス」。
- 条件演算子で表すと:
String item = isRain ? "傘" : "サングラス";
Java- イメージ: if文で長々と書かなくても、持ち物を1行で決められる。
3. 電車の運賃(子供料金か大人料金か)
- 状況: 12歳以下は子供料金200円、それ以外は大人料金400円。
- 条件演算子で表すと:
int fare = (age <= 12) ? 200 : 400;
Java- イメージ: 「年齢によって料金を切り替える」場面にピッタリ。
4. ネットショッピングの送料
- 状況: 3000円以上買えば送料無料、未満なら500円。
- 条件演算子で表すと:
int shipping = (total >= 3000) ? 0 : 500;
Java- イメージ: 「条件を満たすかどうか」で金額を切り替える典型例。
ポイント
- 条件演算子は「AならX、そうでなければY」といった シンプルな二択 を表すのに便利。
- if文より短く書けるので、値を決めるだけの場面でよく使われる。
- ただし複雑な条件や処理が増えると読みづらくなるので、その場合は if文を使う方がよい。
