主な内容の要点
Javaでは、条件式を組み合わせて「複雑な条件判定」を作るときに論理演算子を使います。結果は必ず true(真) か false(偽) になります。
主な論理演算子
| 演算子 | 読み方 | 意味 | 例 |
|---|---|---|---|
&& | 論理積(AND) | 両方がtrueならtrue | x > 0 && y > 0 |
|| | 論理和(OR) | どちらかがtrueならtrue | x > 0 || y > 0 |
! | 否定(NOT) | trueをfalseに、falseをtrueにする | !(x > 0) |
使いどころ
- if文やwhile文の条件式でよく使う
int math = 84;
int science = 78;
if (math > 80 && science > 80) {
System.out.println("合格です");
}
Java→ 両方80点以上なら「合格」と表示。
短絡評価(ショートサーキット)
Javaの論理演算子には「短絡評価」という仕組みがあります。
&&の場合:左側がfalseなら、右側は評価しない(どうせ全体はfalseになるから)||の場合:左側がtrueなら、右側は評価しない(どうせ全体はtrueになるから)
👉 これにより無駄な計算を省けるけど、副作用のある処理(例:++num)を右側に書くと実行されないことがあるので注意。
まとめ
&&:両方trueのときだけtrue||:どちらかtrueならtrue!:trueとfalseを逆にする- 短絡評価があるので、条件式の書き方に注意
初心者の方はまず「if文の条件を組み合わせるときに使う道具」と覚えると理解しやすいです。
👉 ここから一歩進めて、実際に if や while に組み込んで試してみると理解が深まります。
