主な内容の要点
Javaで配列を画面に出力するときは、そのまま System.out.println(配列) とすると「配列の参照情報」しか表示されます。中身を見たいときは Arrays.toString や Arrays.deepToString を使うのがポイントです。
基本のポイント
- そのまま出力すると参照情報になる
int[] src = {32, 18, 22};
System.out.println(src); // [I@372f7a8d ←中身じゃなく参照
- 一次元配列は
Arrays.toStringを使う
System.out.println(Arrays.toString(src)); // [32, 18, 22]
→ 配列の要素を文字列として表示できる。
- 多次元配列は
Arrays.deepToStringを使う
int[][] src = {{25, 18}, {12, 37}};
System.out.println(Arrays.deepToString(src)); // [[25, 18], [12, 37]]
→ ネストされた配列の中身まできちんと表示してくれる。
注意点
- 一次元配列に
deepToStringは使えない
→ コンパイルエラーになるので、一次元は必ずtoStringを使う。 - 多次元配列は
toStringだと参照情報しか出ない
→ きちんと中身を見たいならdeepToString。
初心者へのアドバイス
- 配列の中身を確認したいときは 「一次元なら toString」「多次元なら deepToString」 と覚える。
- デバッグや学習中に「配列の中身が見えない！」と思ったら、このメソッドを試すと解決できる。
要するに、配列を直接出力すると中身は見えない → Arrays.toString / Arrays.deepToString を使うと中身が見える、というのがこの記事のポイントです。