初心者がステップアップできるように、基礎 → 応用 →発展 の順で10問を用意しました。すべてに 解答例と解説 をつけています。
基礎編（1〜3）
問題1：配列の作成と代入
int 型の配列を3つ作り、10, 20, 30 を代入して表示してください。
解答例
int[] nums = new int[3];
nums[0] = 10;
nums[1] = 20;
nums[2] = 30;
System.out.println(nums[0]);
System.out.println(nums[1]);
System.out.println(nums[2]);
解説
配列は new 型[要素数] で作成。インデックスは0から始まるので注意。
問題2：配列の初期化
配列を {5, 8, 12} で初期化し、すべての要素を表示してください。
解答例
int[] nums = {5, 8, 12};
for (int i = 0; i < nums.length; i++) {
System.out.println(nums[i]);
}
解説
波括弧 {} を使うと一度に初期化できる。length を使えば要素数に合わせてループ可能。
問題3：配列の長さを表示
int[] data = {1, 2, 3, 4, 5}; の要素数を表示してください。
解答例
int[] data = {1, 2, 3, 4, 5};
System.out.println("要素数: " + data.length);
解説length は配列の「プロパティ」で、要素数を返す。
応用編（4〜7）
問題4：合計値を求める
int[] scores = {70, 85, 90, 60}; の合計を求めて表示してください。
解答例
int[] scores = {70, 85, 90, 60};
int sum = 0;
for (int i = 0; i < scores.length; i++) {
sum += scores[i];
}
System.out.println("合計: " + sum);
解説
ループで1つずつ取り出して加算。典型的な配列処理。
問題5：平均値を求める
上の配列の平均値を小数で表示してください。
解答例
double average = (double) sum / scores.length;
System.out.println("平均: " + average);
解説int のまま割ると整数になるので、double にキャストして計算。
問題6：最大値を求める
int[] nums = {12, 7, 25, 19}; の最大値を求めて表示してください。
解答例
int[] nums = {12, 7, 25, 19};
int max = nums[0];
for (int i = 1; i < nums.length; i++) {
if (nums[i] > max) {
max = nums[i];
}
}
System.out.println("最大値: " + max);
解説
最初の要素を「仮の最大値」にして、順番に比較して更新。
問題7：偶数だけ表示
int[] nums = {4, 9, 12, 7, 6}; の偶数だけ表示してください。
解答例
for (int i = 0; i < nums.length; i++) {
if (nums[i] % 2 == 0) {
System.out.println(nums[i]);
}
}
解説
条件分岐と組み合わせることで、必要な要素だけ取り出せる。
発展編（8〜10）
問題8：特定の値の出現回数
int[] nums = {1, 3, 1, 5, 1}; の中に「1」が何回あるか数えてください。
解答例
int count = 0;
for (int i = 0; i < nums.length; i++) {
if (nums[i] == 1) {
count++;
}
}
System.out.println("1の数: " + count);
解説
条件に一致したらカウンタを増やす。配列検索の基本。
問題9：逆順に表示
int[] nums = {2, 4, 6, 8}; を逆順に表示してください。
解答例
for (int i = nums.length - 1; i >= 0; i--) {
System.out.println(nums[i]);
}
解説
最後のインデックスから逆にループすれば逆順に取り出せる。
問題10：拡張for文で全要素表示
int[] scores = {50, 70, 90}; を拡張for文で表示してください。
解答例
for (int value : scores) {
System.out.println(value);
}
解説
拡張for文（for-each）はインデックス不要で、全要素を順番に取り出せる。
✅まとめ
- 基礎編: 配列の作成・代入・長さ
- 応用編: 合計・平均・最大値・条件抽出
- 発展編: 出現回数・逆順・拡張for文
これらを練習すれば、配列の基本操作はほぼマスターできます。