Java | 配列をリセットするテクニック

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「配列をリセットする」とは、配列の中身を初期状態に戻すことを指します。Javaでは配列のサイズを変えることはできないので、リセットは「要素の値を再設定する」形になります。初心者向けに代表的な方法をまとめます。


1. Arrays.fill を使う

配列全体を同じ値で埋め直す方法です。

import java.util.Arrays;

int[] nums = new int[5];       // [0,0,0,0,0]
Arrays.fill(nums, 0);          // 全部を0にリセット
Java

ポイント

  • 全要素を一気に同じ値にできる
  • 初期化や「全部0に戻す」などに便利

2. for文で1つずつ代入する

柔軟にリセットしたいときは、for文で処理します。

int[] nums = {1,2,3,4,5};
for (int i = 0; i < nums.length; i++) {
    nums[i] = 0;               // 全部0に戻す
}
Java

ポイント

  • 要素ごとに違う値を入れたいときに使える
  • 多次元配列でも応用可能

3. 新しい配列を作り直す

「完全に初期状態に戻したい」なら、新しい配列を作り直すのも手です。

int[] nums = {1,2,3,4,5};
nums = new int[5];             // 新しい配列を作成 → [0,0,0,0,0]
Java

ポイント

  • 元の配列を捨てて新しい配列を作る
  • サイズを変えたいときにも有効

4. 多次元配列のリセット

二次元配列などは「行ごと」にリセットします。

import java.util.Arrays;

int[][] grid = new int[3][3];
// 全部を-1にリセット
for (int i = 0; i < grid.length; i++) {
    Arrays.fill(grid[i], -1);
}
Java

ポイント

  • Arrays.fill は一次元配列専用なので、行ごとに処理する

✅ まとめ

  • 全部同じ値に戻す → Arrays.fill が最短
  • 柔軟にリセット → for文で代入
  • 完全に初期状態へ → 新しい配列を作り直す
  • 多次元配列 → 行ごとにリセット

Java
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