主な内容の要点
break文は、ループ処理(forやwhile)を途中で強制終了するための命令です。条件を満たしたらループを抜けて次の処理に進むことができます。
基本の使い方
- 書き方:
break; - 動き:
breakが実行されると、その時点でループを終了し、ループの外側の処理へ移ります。
例(for文での利用):
int num = 1;
for (int i = 0; i < 100; i++) {
num *= 2;
System.out.println("num = " + num);
if (num > 10000) {
break; // numが10000を超えたらループ終了
}
}
System.out.println("End");
Javawhile文での利用
- 無限ループを作っておいて、条件を満たしたら
breakで抜ける方法がよく使われます。
int i = 1;
while (true) {
System.out.println("i = " + i);
i++;
if (i > 10) {
break; // iが10を超えたら終了
}
}
System.out.println("End");
Javaネスト(入れ子)ループでの注意
breakは一番内側のループだけを終了します。- もし外側のループもまとめて終了したい場合は、ラベル付きbreakを使います。
例(ラベル付きbreak):
Outer: for (int i = 1; i < 9; i++) {
for (int j = 1; j < 9; j++) {
System.out.println("i * j = " + i * j);
if (i * j > 10) {
break Outer; // 外側のfor文を終了
}
}
}
System.out.println("End");
Javaポイント整理
breakはループを途中で終了する命令- 内側のループだけ終了するのが基本
- ラベル付きbreakを使うと、外側のループまで終了できる
- 無限ループを制御する時にも便利
初心者向けに言うと、breakは「もうこれ以上繰り返さなくていい!次に進もう!」という合図です。
次は、continue文(ループを終了せずに次の繰り返しへ進む命令)とセットで覚えると理解が深まります。
