主な内容の要点
continue文は「その回の残り処理を飛ばして次の繰り返しへ進む」ための命令です。初心者は「スキップして次へ進む」と覚えると理解しやすいです。
continue文の基本
- 役割:ループ(for, while)の中で使うと、
continue以降の処理を飛ばして次のループに進む。 - イメージ:「この回はもういいから次へ!」という命令。
例:for文での利用
for (int i = 1; i < 10; i++) {
if (i % 3 == 0) {
continue; // 3の倍数はスキップ
}
System.out.println("i = " + i);
}
Java👉 出力は「1,2,4,5,7,8」など。3の倍数は表示されない。
while文での利用
whileでも同じように使える。continueが実行されると、その回の残り処理を飛ばしてすぐ次の判定へ進む。
多重ループでの注意
- 通常の
continueは「一番内側のループ」だけをスキップする。 - もし外側のループをスキップしたい場合は ラベル付き
continueを使う。
ラベル付きcontinue
Outer: for (int i = 1; i < 6; i++) {
Inner: for (int j = 1; j < 6; j++) {
if (i * j % 4 == 0) {
continue Outer; // 外側のループへ進む
}
System.out.println(i + " * " + j + " = " + i * j);
}
}
Java👉 continue Outer; と書くことで、外側のループの残りを飛ばして次の繰り返しへ。
初心者向けポイント
breakとの違い:break→ ループ自体を終了する。continue→ その回だけ残りを飛ばして「次の回」へ。
- 使いどころ:
- 特定の条件で「処理をスキップしたい」時。
- 例:入力チェックで不正な値は無視して次へ進む。
✅ まとめると、continueは「その回を飛ばして次へ進む」命令。
多重ループでは「ラベル付きcontinue」を使うと外側のループも制御できる。
