では「複合条件の if」を初心者向けに解説します。これは 「複数の条件を同時に満たすかどうか」や「どちらか一方を満たすかどうか」 を判定したいときに使います。
複合条件の基本
- AND条件 (
&&)
→ 両方の条件が true のときだけ実行される。 - OR条件 (
||)
→ どちらか一方でも true なら実行される。 - NOT条件 (
!)
→ 条件の結果を反転する。「〜でないなら」。
例題1:成績判定(AND条件)
「点数が70点以上 かつ 宿題を提出済みなら合格」とする例。
int score = 75;
boolean homeworkSubmitted = true;
if (score >= 70 && homeworkSubmitted) {
System.out.println("合格です!");
} else {
System.out.println("不合格です…");
}
Java👉 点数だけでなく「宿題提出」も条件に入っている。両方満たさないと合格にならない。
例題2:ショッピング割引(OR条件)
「会員である または 購入金額が5000円以上なら割引適用」とする例。
boolean isMember = false;
int totalPrice = 6000;
if (isMember || totalPrice >= 5000) {
System.out.println("割引が適用されます!");
} else {
System.out.println("割引はありません");
}
Java👉 会員でなくても、金額が条件を満たせば割引される。
例題3:信号機(NOT条件)
「赤信号 でない なら進め」とする例。
String signal = "green";
if (!signal.equals("red")) {
System.out.println("進んでOK");
} else {
System.out.println("止まれ");
}
Java👉 ! を使うと「赤信号ではない」=緑や黄なら進める。
初心者向けポイント
&&は「両方必要」、||は「どちらかでOK」。- 条件が複雑になるときは括弧を使うと読みやすい。
例:if ((score >= 70 && homeworkSubmitted) || isMember) { System.out.println("特別合格!"); } - NOT (
!) は「逆にする」。trueならfalse、falseならtrueに変わる。
✅ まとめると、複合条件を使うと「現実的なルール」をコードに落とし込めるようになります。
例えば「合格条件」「割引条件」「アクセス制御」など、実務でよく使われます。
