要点まとめ
1. varとは?
- Java 10から使える機能
- 変数を宣言するときに型を書かなくてもOK
- 代入する値から自動的に型を決めてくれる(これを「型推論」という)
var num = 10; // int型になる
var str = "Hello"; // String型になる
Java
2. varを使うときのルール
- 必ず初期化が必要
型は代入する値から決まるので、値を書かないとエラーになる
var x; // エラー!型が分からない
Java
- 型がはっきり分かる値を代入すること
nullだけを代入すると型が決まらないのでエラー
var y = null; // エラー!
Java
var a = 10, b = 20; // エラー!
Java
- longやfloatを使うときはサフィックスが必要
var l = 10L; // long型
var f = 3.14F; // float型
Java
3. 使うメリットと注意点
- コードがシンプルで読みやすくなる場合がある
- ただし、逆に型が分かりにくくなることもある
→ プロジェクト内で「どんなときにvarを使うか」ルールを決めておくと良い
4. サンプルコード
class Sample {
public static void main(String[] args) {
var age = 22; // int型
var name = "Yamada"; // String型
System.out.println("年齢:" + age);
System.out.println("氏名:" + name);
}
}
Java
まとめ
varは「型を書かなくてもいい便利な書き方」
- でも「必ず初期化」「型が分かる値を代入」「複数同時宣言は不可」などルールがある
- 使いすぎると逆に分かりにくくなるので、バランスが大事