では、Javaの System.out.println について、初心者でもイメージしやすいように、かみ砕いて説明していきます。
System.out.printlnってなに？
Javaで「画面に文字や数字を表示する」ための命令です。
プログラムを作るとき、結果を確認したり、途中の値をチェックしたりするのに必ず使います。
System→ Javaに最初から用意されているクラスout→ 「標準出力（画面に出す場所）」を表すものprintln→ 「表示して、最後に改行する」命令
つまり、
👉 System.out.println = 画面に表示して改行する命令
例題で理解しよう
例1：文字を表示
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("こんにちは、Java！");
}
}
実行結果：
こんにちは、Java！
例2：数値を表示
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println(123);
System.out.println(3.14);
}
}
実行結果：
123
3.14
例3：計算結果を表示
public class Main {
public static void main(String[] args) {
int a = 10;
int b = 5;
System.out.println(a + b); // 足し算の結果を表示
}
}
実行結果：
15
例4：文字と変数を組み合わせる
public class Main {
public static void main(String[] args) {
int score = 90;
System.out.println("あなたの点数は " + score + " 点です。");
}
}
実行結果：
あなたの点数は 90 点です。
ポイント
printlnは最後に改行してくれるので、次の出力は新しい行に表示される。- 改行したくないときは
System.out.printを使う。
例：
System.out.print("Hello");
System.out.print("World");
実行結果：
HelloWorld
初心者へのアドバイス
- プログラムがうまく動かないときは、変数の中身を
System.out.printlnで表示してみると原因がわかりやすい。 - 「デバッグの相棒」として、最初のうちはたくさん使ってOK！
👉 ここまでで「表示の基本」はバッチリです。
次のステップとして「入力（キーボードから値を受け取る方法）」に進むと、もっと面白いプログラムが作れるようになります。