Java | System.out.printlnについて

では、Javaの System.out.println を プログラミング初心者向けに噛み砕いて、さらに例題を交えて詳しく説明します。

1. 「System.out.println」とは？

Javaでプログラムを書いていると、「計算結果を画面に出したい！」という場面がよくあります。
そんなときに使うのが System.out.println です。

• System ： Javaに最初から用意されている特別な箱（クラス）
• out ： 「外に出す（出力する）」ための道具（標準出力）
• println ： 「1行で表示する」命令

つまり、「System.out.println」は画面に文字や数字を1行で表示する命令」です。

2. 基本の書き方

System.out.println("こんにちは、Java!");

System.out.println("こんにちは、Java!");

• 実行すると画面に

こんにちは、Java!

と表示されます。

ポイント：

• " "（ダブルクォーテーション）で文字列を囲む
• 文字列だけでなく数字や計算結果も表示できる

3. 計算結果を表示する例

int a = 10;
int b = 5;
int sum = a + b;

System.out.println("a + b = " + sum);

int a = 10;
int b = 5;
int sum = a + b;

System.out.println("a + b = " + sum);

解説：

1. int a = 10; → aに10を入れる
2. int b = 5; → bに5を入れる
3. int sum = a + b; → aとbを足してsumに入れる
4. System.out.println("a + b = " + sum); → 文字列とsumの値をつなげて表示

出力結果：

a + b = 15

4. 数字だけ表示することもできる

int num = 100;
System.out.println(num);

int num = 100;
System.out.println(num);

出力：

100

文字列ではなく、数字そのものもそのまま表示できることがわかります。

5. 複数の情報をまとめて表示する

String name = "太郎";
int age = 20;

System.out.println("名前: " + name + ", 年齢: " + age);

String name = "太郎";
int age = 20;

System.out.println("名前: " + name + ", 年齢: " + age);

出力：

名前: 太郎, 年齢: 20

ポイント：

• + を使うと文字列と数字をつなげて表示できる
• 文字列と変数を自由に組み合わせられる

6. まとめ（初心者向けポイント）

• System.out.println は 「画面に文字や数字を表示する魔法の命令」
• デバッグや計算結果の確認に必須
• 文字列と変数は + でつなげる

練習問題

1. 自分の名前を表示してみよう
2. 自分の年齢と好きな数字を足して表示してみよう
3. 「今日の天気は晴れです」と表示してみよう