「JavaScriptの代入演算子」をプログラミング初心者向けに、例を交えて分かりやすく解説します。順を追って丁寧に説明します。
1. 代入演算子 = の基本
ポイント
=は「右側の値を左側の変数に入れる」ためのものです。- 代入された値はそのまま「式の値」として使えます。
例
let num; // 変数 num を作る
num = 10; // 10 を num に入れる
console.log(num); // 出力: 10
JavaScript💡 ポイントnum = 10 の意味は「numという箱に10を入れる」です。
代入式の値
let result;
console.log(result = 5); // 出力: 5
JavaScript- ここでは
resultに 5 を代入しています。 - 代入した値はそのまま
console.logに渡されるので 5 が出力されます。
2. 複数の変数に同じ値を代入
例
let a, b;
a = b = 20; // 右から左へ代入される
console.log(a); // 出力: 20
console.log(b); // 出力: 20
JavaScript💡 ポイント
- 右から順に代入されます。まず
b = 20が実行され、それからa = bでaにも 20 が入ります。
3. 算術演算子と組み合わせた代入
JavaScriptでは、「計算 + 代入」をまとめて書くことができます。
例:足し算
let num = 10;
num += 5; // num = num + 5 と同じ
console.log(num); // 出力: 15
JavaScript他の組み合わせ
| 演算子 | 説明 |
|---|---|
-= | 減算代入(例: num -= 3 は num = num - 3) |
*= | 乗算代入(例: num *= 2 は num = num * 2) |
/= | 除算代入(例: num /= 5 は num = num / 5) |
%= | 剰余代入(例: num %= 3 は num = num % 3) |
例:掛け算・割り算
let score = 10;
score *= 3; // 10*3 → 30
console.log(score); // 出力: 30
score /= 5; // 30/5 → 6
console.log(score); // 出力: 6
JavaScript4. 練習問題
- 変数
xに 7 を代入し、さらに 3 を足して出力してください。 - 変数
yに 20 を代入し、2で割って出力してください。 - 変数
aとbに同時に 15 を代入して出力してください。
練習問題の答え
// 1
let x = 7;
x += 3;
console.log(x); // 10
// 2
let y = 20;
y /= 2;
console.log(y); // 10
// 3
let a, b;
a = b = 15;
console.log(a, b); // 15 15
JavaScriptまとめ
=は「値を入れる」ための演算子。- 複数代入や計算と組み合わせると便利。
- プログラムの中で値を更新する時はほとんどこの方法を使います。
