JavaScript | 正規表現オブジェクト

主な内容の要点

JavaScriptで正規表現を使うには「正規表現オブジェクト」を作成します。作り方は大きく2種類あり、/パターン/ と書く方法と new RegExp("パターン") を使う方法です。

正規表現オブジェクトの作り方

• リテラル記法

let regexp1 = /apple/;       // "apple" に一致
let regexp2 = /[a-zA-Z]{4}/; // 英字4文字に一致

let regexp1 = /apple/;       // "apple" に一致
let regexp2 = /[a-zA-Z]{4}/; // 英字4文字に一致

/で囲んだ中に検索したいパターンを書く
例: /apple/ は「apple」という文字列を探す

• コンストラクタ記法

let regexp1 = new RegExp("lemon");
let regexp2 = new RegExp("lemon", "ig"); // フラグ付き

let regexp1 = new RegExp("lemon");
let regexp2 = new RegExp("lemon", "ig"); // フラグ付き

new RegExp("パターン", "フラグ") の形で作る
文字列としてパターンを渡すので、動的に作りたいときに便利

フラグ（オプション）

• i : 大文字・小文字を区別しない
• g : 文字列全体を対象に繰り返し検索
• m : 複数行に対応

例:

let regexp = /[a-z]{4}/i; // 大文字小文字を区別しない

let regexp = /[a-z]{4}/i; // 大文字小文字を区別しない

マッチ判定

• test() メソッド
  • 文字列が正規表現に一致するかどうかを調べる
  • 一致すれば true、一致しなければ false を返す

例:

let regexp1 = /movie/;
let str = "I like movies and sports";

console.log(regexp1.test(str)); // true

let regexp1 = /movie/;
let str = "I like movies and sports";

console.log(regexp1.test(str)); // true

初心者へのポイント

• まずはリテラル記法から始めると分かりやすい
• フラグを覚えると便利（特に i と g）
• test() を使って結果を確認するのが基本ステップ

つまり、「正規表現オブジェクトを作って、文字列に当てはまるかを調べる」のが最初のゴールです。慣れてきたら複雑なパターンやフラグを組み合わせて使えるようになります。

👉 次のステップとして「メタ文字（特殊な記号）」を学ぶと、もっと強力に検索や置換ができるようになります。