主な内容の要点
JavaScript では、関数に対して .toString() を使うと、その関数の「中身(定義内容)」を文字列として取り出すことができます。つまり、関数がどんなコードで書かれているかを文字列として確認できるのです。
ポイント解説
.toString()メソッド- 関数オブジェクトに用意されているメソッド。
- 実行すると、その関数のソースコードを文字列として返す。
- 使い方の基本
function add(x, y) {
return x + y;
}
console.log(add.toString());
JavaScript→ 関数の定義そのものが文字列で出力される。
- 関数の書き方による違い
- 通常の関数宣言
→function 関数名(...) { ... }の形で文字列化される。 - 関数リテラル(無名関数を変数に代入)
→function(...) { ... }の形で表示される。 - アロー関数
→(引数) => { ... }の形で表示される。 - Function コンストラクタ
→function anonymous(...) { ... }のように「anonymous(無名)」と表示される。
- 通常の関数宣言
- 使いどころ
- デバッグで「関数の中身を確認したい」とき。
- 関数を文字列として扱いたいとき(例:文字列と結合するなど)。
初心者へのアドバイス
.toString()は「関数の中身を文字列で見るための道具」と覚えるとよい。- 実際の開発ではあまり多用しないが、関数がどう定義されているかを確認する練習には便利。
- まずは「関数を作って
.toString()を試す」ことで、関数の仕組みを理解しやすくなる。
👉 まとめると、.toString() は関数のソースコードをそのまま文字列にしてくれる便利なメソッドです。初心者のうちは「関数の中身を確認するためのツール」として触ってみるのがおすすめです。
