では、JavaScriptの do...while文 をプログラミング初心者向けに、かみ砕いて丁寧に、例題を交えて説明します。
1. do...while文とは?
do...while文は、繰り返し処理を行うための仕組みです。
普通の while 文との違い
while文は 条件を先にチェックしてから処理 を行います。do...while文は まず1回処理をしてから条件をチェック します。
つまり、do...while は 必ず1回は処理が実行される という特徴があります。
2. 基本の書き方
do {
// ここに繰り返したい処理を書く
} while (条件式);
JavaScriptdo { … }の中に繰り返したい処理を入れるwhile (条件式);で「条件が true の間、繰り返す」と指定する- 条件は後でチェックされるので、最初の1回は必ず実行されます
3. 例題1:数字を増やす
let num = 1;
do {
console.log("今の数字は " + num);
num++; // num を 1 増やす
} while (num <= 5);
JavaScript実行結果
今の数字は 1
今の数字は 2
今の数字は 3
今の数字は 4
今の数字は 5
解説
- 最初に
num = 1なので、条件を見なくてもまず1が表示されます num++でnumが 2 に増えます- 条件式
num <= 5をチェック → true → もう一度繰り返す numが 6 になると条件が false → 繰り返し終了
4. 例題2:サイコロを振るゲーム
let dice;
do {
dice = Math.floor(Math.random() * 6) + 1; // 1~6の乱数
console.log("サイコロの目は " + dice);
} while (dice !== 6);
console.log("やっと6が出た!");
JavaScript実行例
サイコロの目は 3
サイコロの目は 1
サイコロの目は 6
やっと6が出た!
解説
- サイコロの目が6になるまで繰り返すゲームです
- 最初に必ず1回はサイコロを振るので、6が最初に出る場合でも大丈夫
- 条件式は
dice !== 6→ 6でない間は繰り返す
5. ポイントまとめ(初心者向け)
- 必ず1回は処理が実行される
- 「まず1回は試したい」場合に便利
- 条件式は最後にチェック
- 無限ループにならないように気をつける
- 繰り返す回数が決まっていない場合に便利
- 例:サイコロゲーム、ユーザー入力待ちなど
💡 イメージで覚えると分かりやすい
do { 処理 } → 条件をチェック → 条件が true → また処理 → 条件チェック …
つまり「まず1回処理する → 条件が OK なら繰り返す」感じです。
