では、JavaScript の while 文 をプログラミング初心者向けにやさしく、例題付きで解説します。
1. while文って何?
while 文は、条件が「真(true)」の間ずっと同じ処理を繰り返すための命令です。
基本の形
while (条件) {
実行する処理
}
JavaScript- 条件 → 「この条件が true の間は繰り返すよ」という意味
- 実行する処理 → 繰り返したい内容を書く場所
2. どんな流れで動く?
- 条件をチェックする
- 条件が
trueなら、処理を実行する - もう一度条件をチェック
- 条件が
trueならまた処理を実行、falseなら終了
ポイント:条件が永遠に true のままだと止まらない「無限ループ」になるので注意!
3. 例題① 数を増やして表示する
let num = 1; // 最初の数
while (num <= 5) { // num が 5 以下なら繰り返す
console.log(num); // num を画面に表示
num = num + 1; // num を 1 増やす
}
console.log("終わり!");
JavaScript実行結果
1
2
3
4
5
終わり!
解説
numが 5 以下の間、繰り返し処理が行われる- 処理の中で
numを増やしているので、やがて条件がfalseになりループ終了
4. 例題② 3の倍数を作る
let n = 3;
while (n < 50) {
console.log(n);
n = n * 3; // 3倍して次の数字に
}
console.log("終わり!");
JavaScript実行結果
3
9
27
終わり!
解説
- 条件は
n < 50 nを 3 倍して更新しているnが 50 以上になるとループ終了
5. 注意点(無限ループにしないために)
let i = 1;
while (i <= 5) {
console.log(i);
// i = i + 1; ← これを書かないと無限ループになる!
}
JavaScripti = i + 1;を忘れると条件がずっとtrueのまま- ブラウザやコンソールが止まってしまうので必ず更新処理を入れる
まとめ
while文は 「条件が true の間ずっと繰り返す」- 繰り返すたびに条件が変わるように 変数を更新することが大事
- 無限ループにならないように注意
ポイントを覚えよう
- まず条件を決める
- ループ内で変数を更新する
- 条件が false になったら終了
