Python | 「break」と「return」を比較する例

Python
スポンサーリンク

「リストから最初の真偽値(bool)を探す」を breakreturn の両方で書いた例を、初心者向けに分かりやすく示します。


break を使う場合(ループだけ終了)

items = [10, "hello", 3.14, False, True]

for x in items:
    if isinstance(x, bool):  # 真偽値かどうか判定
        print("最初の真偽値:", x)
        break  # ループだけ終了
else:
    # breakされずに最後まで回った場合
    print("真偽値は見つかりませんでした")

print("ループの後も処理は続きます")
Python

実行結果例

最初の真偽値: False
ループの後も処理は続きます

👉 break は「ループだけ止める」ので、その後の処理は続きます。


return を使う場合(関数全体を終了)

def find_first_bool(items):
    for x in items:
        if isinstance(x, bool):
            return x  # 関数ごと終了して結果を返す
    return None  # 見つからなかった場合

items = [10, "hello", 3.14, False, True]
result = find_first_bool(items)

if result is not None:
    print("最初の真偽値:", result)
else:
    print("真偽値は見つかりませんでした")
Python

実行結果例

最初の真偽値: False

👉 return は「関数全体を終了」するので、見つかった瞬間に処理が終わり、結果が返されます。


まとめ

  • break: ループだけ止めたいときに使う。処理はその後も続けたい場合に便利。
  • return: 関数全体を止めたいときに使う。見つかったら即終了して結果を返す。

初心者へのおすすめは:

  • スクリプト直書きなら break が分かりやすい。
  • 関数にまとめるなら return の方が意図が明確で再利用もしやすい。

💡 次の練習課題として「リストから最初の None を探す」を break と return の両方で書いてみると、さらに理解が深まります。

Python
スポンサーリンク
シェアする
@lifehackerをフォローする
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました