主な内容の要点
概要
三連引用符(”’ または “””)を使うと、複数行にまたがる文字列をそのまま定義できる方法をプログラミング初心者向けにやさしく整理します。
三連引用符とは
- 3つ続けたシングルクオートまたはダブルクオートで文字列を囲む記法。
- 改行や空白を含む長い文章や複数行のメッセージをそのまま書ける。
定義のしかた(基本)
- 文字列を始めるときに”’ または “”” を書き、終わりにも同じ3文字を書く。
- 例(イメージ):
- msg = “””ここに複数行の文章を書けます 次の行もそのまま表示されます”””
- 定義した文字列をprintすると、書いた通りに改行が反映される。
エスケープや注意点
- 三連引用符の内部では通常の改行はエスケープ不要でそのまま有効。
- ただし、文字列の最初に改行を書きたくない場合や先頭に余分な空白を入れたくない場合は、開始直後にバックスラッシュ(\)や文字列の位置を調整して対処する(用途に応じて工夫する)。
- 文字列がプログラム内でどう扱われるか(先頭・末尾の改行や空白)を意識すると表示や比較での思わぬ違いを防げる。
実用例と使いどころ
- 長いメッセージやヘルプ文、複数行の出力を用意するときに便利。
- 小さなテンプレート、ログの定型文、テストデータなどにも使える。
よくあるミスとコツ
- 開始と終了で使う引用符の種類を揃える(”’で始めたら”’で閉じる)。
- コード内でインデントした状態で三連引用符を使うと、先頭に意図しない空白が入ることがあるので注意する。
- 表示を正確にしたいときはprintで確認し、不要な改行が入っていないかチェックする。
