Pythonの変数をやさしく理解しよう
では、Pythonの「変数」について、初心者向けにわかりやすく、例題を交えて説明します。
1. 変数ってなに?
- 変数は「値に名前をつける仕組み」です。
- 箱にラベルを貼って中身を入れるイメージ。
- 箱の名前 = 変数名
- 箱の中身 = 値(数字や文字など)
📦 例:
apple = 100
Pythonこれは「apple という名前の箱に 100 を入れる」という意味です。
2. 変数を使うメリット
- 計算式がわかりやすくなる
- 同じ値を何度も使える
- 後から値を変えても、計算式を全部書き直さなくていい
🍊 例:果物の合計金額を計算する場合
# 変数を使わない場合
print((100 * 3) + (40 * 5) + (80 * 2))
# 変数を使う場合
apple = 100 * 3
orange = 40 * 5
banana = 80 * 2
total = apple + orange + banana
print(total)
Python👉 変数を使うと「何が何の値か」が一目でわかります。
3. 変数のルール
- 使える文字: アルファベット、数字、アンダースコア
_ - ただし注意点
- 数字で始められない(例:
123abc❌) - 特殊記号は使えない(例:
price$❌) - Pythonが予約している単語は使えない(例:
if,while❌)
- 数字で始められない(例:
💡 初心者は「英字+数字+_」だけで名前をつけるのが安心です。
4. 値を入れ替えることもできる
変数の中身は後から変えられます。
price = 100
print(price) # 100
price = 200
print(price) # 200
Python5. ちょっとした練習問題
次のプログラムを完成させてみましょう。
🍕 ピザ1枚500円、ジュース1本120円。
ピザ2枚とジュース3本を買ったときの合計金額を計算してください。
pizza = 500 * 2
juice = 120 * 3
total = pizza + juice
print(total) # ここに答えが出る
Pythonまとめ
- 変数は「値に名前をつける箱」
- 使うとプログラムが 読みやすく、間違いにくくなる
- 名前のルールを守れば自由につけられる
- 中身は後から変えられる
👉 ここまでで「変数の基本」はバッチリです。
次のステップとして「文字列(文章)を変数に入れる」や「計算と組み合わせる」ことも学ぶと、もっと楽しくなります。
