主な内容の要点
Pythonの文字列は「数値」とはまったく別のデータ型で、計算ではなく「つなげる」「繰り返す」といった操作ができます。数値と文字列は混ぜて計算できないので注意が必要です。
1. 文字列と数値は別物
- 数値:
123 + 456→579のように計算できる - 文字列:
"123"は「1」「2」「3」という文字の並びであって、数値ではない "123" * "456"のように文字列同士を掛け算するとエラーになる
2. 文字列の足し算(+)
+は「計算」ではなく「連結」になる- 例:
"ABC" + "DEF"→"ABCDEF" - 数値と文字列を足すことはできない
123 + "ABC"→ エラー
3. 文字列の掛け算(*)
- 文字列 × 数値 → 文字列の繰り返し
- 例:
"Hello" * 3→"HelloHelloHello" - 文字列 × 文字列 はできない(エラーになる)
4. よくある間違い
"123"と123は見た目が似ていても別物"123"→ 文字列123→ 数値
- 文字列は計算できないので、必要なら
int("123")のように型変換する
初心者へのアドバイス
- 「数値」と「文字列」を混同しないことが最初のステップ
- 文字列は「文章や記号のデータ」として扱う
- 数値として計算したいときは
int()やfloat()で変換する - 逆に数値を文字列にしたいときは
str()を使う
👉 まとめると、文字列は「計算」ではなく「つなげる・繰り返す」ためのデータ。数値と混ぜるとエラーになるので、型を意識して使い分けるのが大事です。
このあたりを理解すると、次のステップで「文字列の操作(スライスや置換など)」に進みやすくなります。
